花房牧生『ワールド エンド ライツ 3』(HJ文庫)

 大きい謎やら秘密のお話しと、ゲームと冒険のお話しと、現実世界のキャッキャウフフなお話と、ものの見事に3つバラバラに展開されてる感がしてならない。一つ一つのパートはそれぞれに面白いし興味深いんだけどなぁ。それと、謎解きがひたすら「黒幕が喋る」ことによってしかなされないのも辛い。うーむ、やっぱややこしい謎解きがどーのこーのを忘れて、かわいらしく微笑ましいキャラクター達を愛でるのが一番このお話に向いた読み方だな。
 ところで、リクリップス - 花房牧生  ワールド エンド ライツ3 (HJ文庫) ISBN:4798601241とかラノベマップ : ワールド エンド ライツ3 (HJ文庫)あたりからいろいろと見て回ると、リョータのギルド加盟に関する繰り返しギャグと金髪の魔女の関連性に関する深読みが流行ってるようだけど、さて、どうなることやら。個人的な好みとしては、そんなもの関係ない、うっかりものはうっかりものでギャグ要員やねん、というオチでもいいような気はするんだが、さて?

ワールド エンド ライツ3 (HJ文庫)

ワールド エンド ライツ3 (HJ文庫)