2008-01-01から1年間の記事一覧

野村美月『“文学少女”と恋する挿話集 1』(ファミ通文庫)

コラボ短編に続き牛魔王のおかげで、すっかりお笑い腐女子モードの実装が明らかとなりました >先輩。過半は既読の再録ですが、横書きの上にフォントサイズの変更できない画像で提供されてたFBonline収録分が読みやすくなったのはありがたい。それにしても芥…

大森望・日下三蔵[編]『虚構機関―年刊日本SF傑作選』(創元SF文庫)

まだ中身は読み切ってないけど、序文の日本SFの総合的な年次傑作選は、筒井康隆編『日本SFベスト集成』以来三十二年ぶり、解説の本書以前に唯一、年鑑として刊行されたのが、筒井康隆の年度別『日本SFベスト集成』シリーズと、ハヤカワ文庫JAから出てた『S-F…

直径500メートル、中国が世界最大の電波望遠鏡の建造に着手 - Technobahn

あえてVLBIじゃなくアレシボ型ってことは、分解能よりも絶対的な感度を優先するわけね。てことは遠距離天体の研究よりは、近くにあるが非常に小さいor自発的に放射してるのではなく反射してるだけみたいなものがターゲットかな。だとすると地球の周回軌道上…

林トモアキ『戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還』(角川スニーカー文庫)

みんなで楽しく盛り上がってきたんですから。最後の最後で、そんな悲しい結末は認めません 素晴らしいクライマックス〜大団円でございました。鈴蘭だの勇者だのマリアクレセルだのと前作・前々作の連中が良いところで目立ってどうしようかと思ったけど、やは…

小川一水『不全世界の創造手(アーキテクト)』(朝日ノベルズ)

まったく新しいものではなく既存の概念で、科学や工学の専門家でなくてもその凄さが理解できて、でも世界中の誰もがまだ実用化できていなくて、天才の頭脳があれば町工場レベルで「実用化可能」と判断できるプロトタイプが作れる……ガーンズバックの時代なら…

柳実冬貴『量産型はダテじゃない! 5』(富士見ファンタジア文庫)

べたべたに大団円でハッピーエンド。おまけに伏線を読めないことでは定評のある俺の脳みそ的には、充分に驚きの展開かつ納得のラスボスでございました。うん、やっぱ「お約束」というのは大事ですよ。p.203あたりからの中佐の格好いいこと、ここでこれ以外の…

スラッシュドット・ジャパン | 「読まずに死ねるか」…あなたが続刊を待ち続けている書籍は何ですか?

わはは、同病を相哀れみたい同志がこんなに。ここ(12/28 14:30頃)までに挙がってないもので俺が待ってる長いものというと大和真也さんの各作品かな。『蜜柑山奇譚〈2〉 鳥が来る夏』でパタッと止まってもう18年。さすがにもう心の中の「待ってるリスト」から…

おむつ型の新型全自動宇宙トイレ…5年後の実用化目ざす : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

宇宙機構は今月、民間企業と共同で研究会を設立。将来は、寝たきり患者への応用も視野に入れている……いやまぁ役に立つんなら何でも良いような気もするし、「宇宙開発の技術のスピンアウトでこんな凄いことが」という謳い文句には無条件にワクワクしそうにな…

安彦薫『機械じかけの竜と偽りの王子』(電撃文庫)

タザリアでアルスラーンで装甲戦闘猟兵でダンバインでモーターヘッド? なかなかに容赦ないところがGood。ベタで堅実でこの先が楽しみ。もちょっと陰険合戦風味が増せば好みのど真ん中っぽい。ま、鉄球姫の「輝鉄」レベルでいいんで多少の設定解説は欲しい気…

「地球外生命」捕獲は先送り 「きぼう」船外施設実験計画 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

この記事タイトル、分かってる記者が遊び心で付けたのかしら。↓のリリースの最終段落にちょこっと書いてあるのを見つけて膨らませたんなら楽しいかも。ま、SF屋的には「高度400kmなんて『低空』は『地球外』じゃない」とか感じないではないんだが。 なお、「…

【解説】2009年のセキュリティ動向は?――ベンダー各社の予測を読む : セキュリティ - Computerworld.jp

来年も脅威の「質」は変化なし、ただし「量」は全体に増加傾向……新たなタイプの攻撃を予測して的中させたことなんてあったっけか。「量的には増えます。質的にも、何が出てくるか分かりません」と読み替えると、すんげー鬱になりそう。

ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO視聴用メモ

http://special.kids.yahoo.co.jp/bs11_2008/daikaijyu/index.html wmlicense3.yahoo.co.jpが「中高」レベルのゾーンに入っていれば、FirefoxからIE Tabで開いてもOK。 http://event.yahoo.co.jp/bs11_2008/daikaijyu/index.html Flashプラグインの入ったIE…

細音啓『黄昏色の詠使い VIII 百億の星にリリスは祈り』(富士見ファンタジア文庫)

そういやお話の最初の発端では、クルーエルが普通の人でネイトが特別な何ものか、かつ内面的にはむしろネイトがヒロインでクルーエルが主役であるような立ち位置だったんだよな。それがこう組み替わってくるわけね。構成といい設定といい、一巻時点でここま…

靖国神社の公式サイト不正アクセス - ハニーポッターの部屋

ふと気になって、2001年だったかに投げ売りのCobalt Qube 3をうれしそうに導入した俺の元職場をNetcraftで覗き見したら……俺が最後に手を入れたバージョンをそのまま使ってやがんの。さて、これがやられた場合、「穴のあるものを構築した責任」を俺は問われる…

貴子潤一郎『灼熱のエスクード3 I WILL CATCH U』(富士見ファンタジア文庫)

クライマックス、これは次の最終巻と併せて読まんと、なんとも評価できんよなぁ。それでも、ACT.3の展開はやはり燃える。絶望の淵ぎりぎり壊滅と紙一重からの反撃、これだよ。ま、さすがにここから大団円ハッピーエンドはあり得んだろうけど、せめて、無駄死…

宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

今のところは別に奇妙な内容は見当たらないようだけど、あの読売新聞が、「宇宙」をテーマに独立したページですか。怖いもの見たさでウォッチしてみようかな。

貨物輸送料金 総計35億ドル(宇宙と天文学全般) / 科学ニュースあらかると

今回の発表によるとどうやら米国企業が運営 する民間貨物輸送宇宙船の確保が間に合った模様ってか、正確に言えば「契約を結べるくらいには間に合う可能性が高くなってきた」だよなぁ。政治的にしゃあないとはいえ、よくもまぁこんな綱渡りをやるもんだ、と思…

田中天/F.E.A.R.『ダブルクロス・リプレイ・ジパング(1) 戦国ラグナロク』(富士見ドラゴンブック)

「ローマ」に笑いこけさせられたかと思えば、*1 直後にオープニングの「約束」が生きてくるのに感動。ヤラセでも仕込みでもなくサラッとこういう展開になるって、これが噂のPC①体質かしら、すげえよなぁ。後方から飛び道具で広域攻撃を仕掛けてるのに、ちゃ…

水無神知宏『装甲戦闘猟兵の哀歌』(富士見ファンタジア文庫)

『此よりは荒野』がよかったので探し出して購入。なんというか、さすがに状況説明とかがこなれておらず、いわゆる「説明臭い」文章ではあるんだけど、実にいいね、これ。発売当時はなんでスルーしてたんだよ >俺。ま、リアルタイムで読んでたらそれはそれで…

NIKKEI NET(日経ネット):気象衛星「ひまわり」の後継機整備へ

via 2008-12-22 - 岩日誌。とりあえずはやれやれ、ですか。↓のエントリを読んだ時は、やっぱいっぺん痛い目なり恥ずかしい目に会わんと分からんのかね、と絶望しかけたもんですけど。 松浦晋也のL/D: あまりに悲しく、あまりに腹立たしく

地上の常識では非常識に思える、宇宙の常識:松浦晋也「人と技術と情報の界面を探る」

軌道関連の図入りの解説がありがたい。地上の常識は通用しない、とだけ知ってて分かったつもりになってたんで。

田中ロミオ『人類は衰退しました 4』(ガガガ文庫)

そうかー、いかな妖精さんといえど大地の力が尽きてはどうしようもないのか。しかしチキンは湧いてくるんだよな。ま、真面目に考証しようとしたら負けか。それにしても相変わらず孫娘氏はほの黒い。しかしそろそろ、彼女の性格なり言動の黒さとうっかりさ以…

「いわば鉛筆を立てているようなものです」 - Technobahn

この「Ares I」ロケット、長さは100メートル近くもありながらも直径はわずか、3.96メートルしかなく、見た目でも判る通りに非常に安定性が悪い。 そのことはNASAも率直に認めており、「Ares I」ロケットを発射台に自立させことは「鉛筆を立てることと同じよ…

神代創『ソードジャンカー 2』(GA文庫)

テクニック不足? 前巻の内容や各キャラの設定を説明臭さを感じさせずにさりげなく思い出させる技術が足りないのかな。そういう点がちょっと読みにくい。たぶん中4ヵ月開けずに読んだらまるで印象が違いそう。普通にストーリーは面白いしキャラも魅力的で世界…

スラッシュドット・ジャパン | 衝撃保護機能搭載のHDDは無重力では使えない?

おお、これは覚えておこう。役に立つ日が、くると、いいなぁ……しかし確かに、考えてみれば無重力状態=自由落下中だということを再確認させてくれる面白い出来事だ。相対論についての話のつかみにとか使えそう。

野村美月, 竹岡美穂『“文学少女”の追想画廊』(エンターブレイン)

美味しゅうございました。FB Online掲載分とか、本編に入らなかったラフもいいねぇ。ま、なんとなく「むしり取れるだけむしってやろう」作戦に踊らされてるだけみたいな気もしないではないんですが、ショートストーリーの琴吹さんにクラクラ来たのでOK。“文…

ろくごまるに/ひさいちよしき『封仙娘娘追宝録11 天を決する大団円 (下)』(富士見ファンタジア文庫)

うふふ、うれしくて舞い上がってしょうがないので、はてなダイアリーの予定地に一番乗りの足跡を付けてみたりして。スレも、皆で九鷲酒の一気飲み大会をやってるよな雰囲気。乗り遅れないうちにわしも混ぜてもらおう。

ろくごまるに/ひさいちよしき『封仙娘娘追宝録11 天を決する大団円 (下)』(富士見ファンタジア文庫)

via 角川スニーカー文庫、角川ビーンズ文庫、富士見ファンタジア文庫 - 2009年2月刊(一部) - ラノベの杜。ついにくる、2007年の秋がようやく我々の元へやってくるよ。

『SF Japan 2008 WINTER』(徳間書店)

古橋秀之「百万光年のちょっと先」の「トン・コロコロ」の落とし方が妙に気に入った。ちょっとやられた感じ。この連載も第9回ってことは、そろそろ薄めの文庫ぐらいなら出せる分量になってないもんかしら。これを単行本化してくれれば、場所ふさぎな本誌のバ…

「打ち上げ」と「発進」

昨日のエントリで割と無意識に垂直発射型ロケットの打ち上げタワーと水平発進型宇宙機の滑走路というもの言いをしたけど、これってよく考えると座りがよろしくないな。少なくとも直交性と対称性をもって貴しとする理系脳でプログラマ気質を自認する俺として…