2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

葛西伸哉『無刃のイェーガー 2 ―気づかぬ少女と戸惑う少年―』(HJ文庫)

中盤のフィオレッテがなかなかに美味しいところを持っていったな。この人の作品、微妙に説教臭い部分があって、こういう主人公の成長譚だと当然に主人公は成長途上の人物なわけだから、お説教パートが主人公から語られるとちょっと違和感があるんだよな。だ…

はやぶさのカプセルの展示に埋もれそうだけど

イカロスの姿勢制御用の液晶のon/off状態の写真って、かなり貴重? こんなイカロス君僕の知ってるイカロス君じゅない! #isasopen @ikaroskun | TweetPhoto Yfrog Image : yfrog.com/mun3uj - Uploaded by fumiso そしてこっちも貴重?な「ブラックイカロス」…

“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕

……面白い試みだとは思うけど……MFとかCノベとかがやってるような、最初の一折りぐらいを「立ち読み」として公開するやり方ならともかく、全文を期間限定で公開って、「手元に置いておいて折に触れ読み返したい」、あるいはせめて「次巻もぜひ読みたいし、その…

海冬レイジ『機巧少女(マシンドール)は傷つかない 3 Facing "Elf Speeder"』(MF文庫J)

「おい恐竜娘! もういい加減にしろ! 相手を間違えるな! それだけの力があって、なぜ本当の敵と戦わない!」 「ばかなの!? 相手がもっと強いからよ!」 「だったら、頼れよ! 俺を!」 いやぁ、雷真くんがますますいい漢だ。正直、話の本筋がなかなか見えてこなく…

『・・・・・絶句』の新装版が9月発売、上下巻にそれぞれ新作短編付き - 新井素子さん最新情報 by 素研

ボーナストラックに新短篇が上下各1本ずつ、新あとがきがついて、この9月にハヤカワ文庫100冊フェアに合わせて刊行予定……くっ、なんというオマケ商法。しかし釣られざるを得ない。↓で見かけたこれはほんまもんの大人買いや〜(昔買った本が時を経て再刊した…

ロボット月探査を提言 政府懇談会 - 47NEWS(よんななニュース)

お、ちゃんと推進するには予算が競合する科学衛星などの開発とどう整合をとるかが課題となると解説されてる。GJ >共同通信。松浦氏によればみんなでわーいと諸手を挙げて、月探査という破局に突き進むのはぎりぎり回避できたかなという印象とのこと。さて、…

JAXA|種子島周辺におけるロケット打上げ期間等の見直しについて

トータルの打ち上げ数を増やさないままで通年化するって一瞬あれっと思ったけど、そうか、これで、惑星探査のような打ち上げウィンドウに強力な縛りのかかるミッションでも、糖尿病が減るんだ。あ、もちろん、商業打ち上げ受注も大事だけど。 robocasa.com -…

傷だらけ帰還「はやぶさ」のカプセル初公開 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

一番写真に気合いの入ってる記事を見出しに。宇宙作家クラブ ニュース掲示板 のNo.1451-1455のほうが写真の質もサイズも解説ももっと凄いけど、相変わらずパーマリンクがなくて貼りにくい。 Twitpic / koumeiShibata 「はやぶさ」カプセルの勇姿 30日から…

平坂読『僕は友達が少ない 4』(MF文庫J)

今巻も楽しく残念でした、まる。予想外に登場してきたシスコンのお姉ちゃんがなかなか楽しい。いわゆるフラグ立てを地味に進めつつありながら素直でない二人がうじうじやってるところへ、いきなり参戦してさらに物事を引っかき回してくれたりすると面白そう…

メディアワークス文庫、MF文庫J、etc - 2010年9月刊 - ラノベの杜

GA文庫 ●桐咲キセキのキセキ1 【著:ろくごまるに/絵:渡会けいじ】 ついに来た!!! wktkが止まらない!!!! タイトルに「1」とか付いてるし!!!!! で、あまりの興奮に見落とすところだったが、下の方にもさらっと気になる記述が…… ハヤカワ文庫JA ●不動カリン…

ICHEPでLHCの初めての実験結果を発表 | KEK

標準模型(物質の基本となる粒子とその粒子間に働く力に関する現代物理学の研究から得られた知識の集大成)の中核をなす粒子の再発見が進んでいることが示されており、これは新たな発見に向けた必須のステップである。 「『旧知の友人』たちである粒子を順調…

第24次長期滞在クルー、船外活動を実施 | ISS | sorae.jp

本題ではないところだけど、今回の船外活動中、ISSの周辺から2個のデブリが検出されたが、ISSに影響はないって、どういうものがどういう状態で見つかったのかしら? デブリシールドにぶつかって止まったものなら「周辺」という表現にはならんよな。てことはそ…

高殿円『プリンセスハーツ 〜今宵はせめて夫婦らしくの巻〜』(ルルル文庫)

一気にお話が展開したな。大きな話的にはまさに起承転結の転。陰謀合戦のクライマックスが見えてきて、これまで語られなかった過去話がいろいろ明かされて、そしてそれらを霞ませるほどラブラブ話も盛り上がって、なんでそこであんたは「山盛り」「もりもり…

asahi.com(朝日新聞社):ほぼノーミス「天才ラット」誕生 東海大、30年かけ - サイエンス

はてブのコメントがアルジャーノン尽くし。あえてマイナー路線に走って『(有)椎名百貨店』のムラマサとかコメントしようかと思ったけど、「きわめて高度ではあるがあくまでもラットの限界内の能力」という意味では、やっぱ相応しいのはアルジャーノンか。 と…

過去最大級の無茶ブリ?

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葉村哲『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その1 ごく個人的な世界の終わり』(MF文庫J)(透明部ネタバレ)

あらすじ等から「この作者の新作だからとりあえず読むけど、そろそろ日常部活系も食傷気味だな」とか思いながら読み始めてぶっ飛ぶ。異能バトル、ただしその異能を振るうべき使い途はありません、って斬新すぎ。そしてあとがきに記される編集氏のあまりの辣…

ロシアが4年後に水星探査を計画、水星着陸も | 水星 | sorae.jp

「我々はフォボス・グルントの探査機を改造して、4年〜5年後に水星探査を行う予定です。ミッション内容については議論しており、水星表面の着陸も検討しています」 まだ議論中ということだけど、水星着陸ミッションって、計画自体これが世界初なのか。実現す…

Togetter - 「ガッツ星人の夏休み企画?『子供に絶望を与えるウルトラシリーズベスト5』」

あ、面白い企画。どうしても前後編の前編とか最終回手前とかのウルトラマンが斃れる話が思い浮かぶけど、その中でも一番エグイと感じたのはガイアの#49「天使降臨」〜#50「地球の叫び」かな。*1 単に敗北するんじゃなく、「敗北を人類に責められるウルトラマ…

丈月城『カンピオーネ! 7 斉天大聖』(集英社スーパーダッシュ文庫)(透明部ネタバレ)

「迷惑な神様がいて、俺にしか倒せないから俺が闘うのはいいんです。かまいません。でも、俺の力は俺だけのものだ。誰かの自由にさせるつもりはない。俺が気に入らないことに使う気はないし、そのことに文句を言われても聞く気もないんです」 (中略) 「女の…

F.E.A.R., 伊藤和幸『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ジェネシス(4) 創世のメモリアル』(富士見ドラゴンブック)

Episode07:相変わらず神月先生がいい男過ぎる、以上。 で、最終回、こちらは神月先生というか師走トオル氏(pp.274-277)や矢野俊策氏(pp.240-241)のシナリオへの介入がお見事。人と人のつながりをネタにお話しを作る人たちの本能とでも言うのか、これ。 とい…

asahi.com(朝日新聞社):NASA、「最高の火星地図」公開 拡大どこでも自由に - サイエンス

火星の鉱物などの研究資料に使えると上空を飛んで火星探査しているような気分にもという、二つの用途の落差がなんかツボに入って、しばらく笑いこけてしまった。 Mars Odyssey: NASA Spacecraft Camera Yields Most Accurate Mars Map Ever

瀬尾つかさ『白夢(スノーミスト) 4 雲壁の彼方へ』(富士見ファンタジア文庫)

え、おい、ちょっと、何このエンディング。一瞬素直に「ああ、『帰ってきた』エンドか。ベタやけどええ感じや」と思ったが、良く読むと、なんか違うよ。なんで複数箇所の、しかも人口密集地を選んで出てくるんだ? まさか「帰ってきたけど、余計なやっかいご…

JAXA|小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の姿勢制御デバイス(液晶デバイス)による姿勢制御成功について

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

手島史詞『影執事マルクの道行き』(富士見ファンタジア文庫)

能力バトルものとしてもラブコメとしても、実に安定して高レベルに楽しい。主人公の能力が完全に封じられる舞台で再生能力持ちと対決とか、実に美味しいシチュエーション。ラブコメサイドも、カラー見開きイラストにもなってる二人のガールズトークが、読ん…

観測史上最大の巨星を発見、元は太陽の300倍以上 国際ニュース : AFPBB News

これまで考えられてきた太陽質量の限界を2倍に拡張する発見この恒星の現在の質量は太陽の約265倍、誕生時には太陽の約320倍あったとされ、これまでの上限と考えられてきた150倍を大幅に上回る長年の定説では、恒星は一定の質量を超えると不安定にな…

伊藤ヒロ『アンチ・マジカル〜魔法少女禁止法〜』(一迅社文庫)

豪快にして凄く変なものだな、うん。これは少なくとも「数年に一度」級の怪作だわ。舞台なり設定の素っ頓狂さと展開のどシリアスさのバランスというかアンバランスというか、『シスマゲドン』以来の衝撃かも。*1 一見してネタ満載のイロモノだけど、というか…

流れるのが惜しいので保存シリーズ

手ずからお湯を沸かすプロマネ……なるほど、プロジェクト(に関わる人たちを)マネージする人、なのだなぁ。 285 :名無しSUN:2010/07/22(木) 00:55:45 ID:HrCb0WTe シリーズ「宇宙開発最前線!はやぶさ物語」 第2回「はやぶさ秘話」 アナ:プロジェクトの…

豪企業、宇宙ゴミを捕捉・追跡するレーザー装置を開発 国際ニュース : AFPBB News

なんか面白そうなんだが、AFPの科学系・技術系の記事は結構微妙だからなぁ。検索して出てくる記事も妙に少ない。いつもならこの手のネタには、Geek系ニュースに食いつくサイトが関心を持ちそうなもんなんだが。だいたい、直径10センチほどの小ささのスペース…

川口士『星図詠のリーナ 3』(一迅社文庫)

読み始める前に川口士さんのさらに新たな本格ファンタジー作品なども始動中。先月の『桐野くんには彼女がいない!?』も好調というのを見て、ひょっとして一作家一レーベルで3シリーズ同時展開とかやるの? これってひょっとしてかなり珍しい記録かな、あ、成…

ボーイング、次世代有人宇宙船「CST-100」の想像図を発表 | その他 | sorae.jp

豪快かつ徹底的に「必要な機能のみに絞ってみました」デザイン。これ、搭乗してからステーションにドッキングするまでの間、まったく身動きができなさそうだな。まさに「人間という貨物を低軌道へ運ぶ」だけ。 しかし、打ち上げはアトラス、デルタ、ファルコ…