2009-01-01から1年間の記事一覧
さて、NASAとロシア宇宙庁、ジャンルが小惑星の観測と軌道計算となると、信憑性はNASAの方が上かなぁ。フランスと同じ面積の砂漠という表現も誤訳か伝言ゲームの香りがプンプンしてくるし。この記事の英語版でもit would create a new desert the size of Fr…
「……あなたには、そうなのね。けど、心に闇を抱くものには、きっとこの小説は毒だわ。幸せな日々なんて長くは続かない……偽りの夢だと知っている怪物には……」 そうかそうか、ときどき読み進められなくなって途中で閉じ、しばらく経たないと再度手に取ることが…
謎を秘めたいい雰囲気の、そして「ああ、最終巻だなぁ」としみじみ思わせる素敵なプロローグ。何たってあのヘタレの恵くんが相手を「君」呼ばわりですもの。あと一冊でそんなに成長できるんかい、とすら思いましたわよ。 で、そのまま怒濤の展開に爽やかなエ…
野崎まど『[映]アムリタ』(メディアワークス文庫) 小説の新人賞応募作で「創作の天才」を題材にするって、チャレンジャーやなぁ。もっともその対象が映画(更に要素としてはコンテと演技と編集と音楽)、つまりすべて文字メディア以外のものであるってあたりが…
もちろんそれぞれがその国の代表とか総意とかってわけじゃなく、それぞれ無記名の一個人と特に有名とか影響力があるとかじゃないある記者の意見でしかないんだけど。 宇宙計画への支持を獲得し、その支持を維持していくためにはオバマが理想を熱く語ったり、…
すでにはてブのコメントでもさんざん突っ込みが入ってるけど。しみじみSF者の性が分かっとらんな。Gizmodeの記者と訳者は、次にSFをネタにする前に↓を千回書き取りしなさい。 >『ロケットガール3 私と月につきあって』終了のおしらせ 絶版とかではなくて、…
野口さん搭乗でグッと日本語での記事が増えた「ソユーズって実は凄い」系記事とあわせ、有翼往還機の時代の終わり、ですな。*1 リアルタイムでコロンビアの登場にワクワクした世代としては実に感慨深い。 宇宙への足、ソユーズ独占…ロシアが存在感 : ニュー…
王道(というかありがちとも言えるというか)なお話しと、伊都工平をちょっと連想するぶっ飛んだ奇妙な設定、なかなか面白い。またえらく作風が変わったな、多才な、とか思いながら読み終わってあとがきで吹いた。「やってきたよ、シャト子さん!」にあの城……そ…
第一部完! ですな。マルクはじめ各使用人がそれぞれに主に従う理由と姿勢を問い直し整理しなおした、ってとこか。時系列が入り込みまくってる上に前巻の「つなぎ」部分と密接にリンクしすぎてて理解できたかどうか心許ないんだけど、これでおおむね「対処す…
もとの学内誌「Opticon magazine」とやらを読んだ訳じゃないんであれだけど、この紹介だけからの印象で言えば、↓のアルファルファモザイクのエントリに付いたブックマークでも何人もの方がコメントしてるように、「英国の柳田理科雄」と呼びたくなるよなぁ。…
掲載されてる各短編もおまけの「まぁぶる すぺさる」も大変にGood。ギャグ短編集かと思ってたらモモにやられたし。競合誌のドラマガ/ザスニ/電撃マガに比べると非常に読むところが多くて、とってもお得……とは残念ながら言い難い。抱き枕カバー、せめて「応募…
カリカリ音とスピンドルのうなりとケースのファンが気になって仕方ない。バックアップ置き場なんでパフォーマンスより静かさを優先すべく、一旦HDDをデスクトップに直接繋ぎ、Feature Tool HGST ハードディスク 静音化を参考に、Acoustic Managementを有効化…
CG-HDC2EU3100 HGST Deskstar 7K2000(HDS722020ALA330)×2 HDDは念のため別ロットにしようと、検索して安かった方から2つのショップで別々に一つずつ購入。で、容量・性能・使い勝手等にはなんの不満もないんだが、ケースの青色LEDの阿呆みたいな輝度、これは…
閉ざされた屋敷にダンジョン探検に「見てるだけ」っぽいシナリオ。なかなかバラエティに富んだリプレイ。永続的狂気に陥った人のその後の扱いやエンディングがなかなか嫌らしくてGood。あと、骨董の店「るるいえ堂」、店主は嘉多蘭弗(かた らんどる)って、固…
野口聡一さんを乗せたソユーズTMA-17、ISSとドッキング | ソユーズ | sorae.jp NIKKEI NET(日経ネット):野口さんの乗るソユーズ、宇宙ステーションにドッキング 野口さんの宇宙船、ISSにドッキング : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) as…
か、怪獣大戦争。白髪三千丈な世界観で古橋氏が書くとこうなるわけか。一冊まるまる、ちょー豪快なプロローグ。いいからとっとと続きを読ませろ!!! なんせ相方さんほどではないにせよ決して速筆作家でもないしなぁ、ここでぶった切って待たされるのはかなり…
01:ご長寿衛星の話がとてつもなく面白い。 DHUは言ってみれば衛星の主コンピュータで、この時、打ち上げ以降初めてリセット状態になっていた。つまりは打ち上げ後20年間走り続けていた、ということであり、地上の運用支援コンピュータよりもはるかにタフに…
サクサクと話が展開していい感じ。裏で動いてる何かとか重要な役どころを果たす途中参加キャラとかレギュラーだけど脇の人に隠されてる秘密とか、早いうちに仄めかすだけでも出してきたのは、前作の反省かしら。『黄昏色の詠使い』でちょっと気になってたの…
強烈な味わいのお話。改稿を繰り返して応募したのですが、投稿直前ものに比べると、だいぶライトな感じになった問題だった部分はちゃんと修正したそうで、元々はどんな劇薬だったのかしら。 冷静になれば、平凡でおとなしい(ように見える)男子高校生の日常へ…
いってらっしゃいませ〜〜 JAXA|国際宇宙ステーション長期滞在搭乗員野口宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(21S/TMA-17)の打上げについて 野口さん搭乗のソユーズ宇宙船、打ち上げ成功 asahi.com(朝日新聞社):野口さん搭乗ソユーズ、打ち上げ成功 宇宙長…
いやぁ、化けた化けた。これは凄い。「読んでて胸が詰まる」感覚を味わったのって何年ぶりかしら。もちろんいつかは戦争にもなるだろうし『追憶』とのリンクもあるだろうし、目次で三章のタイトルを見た時点で予感はしないでもなかったが、さすがは『レヴィ…
コメント: 米Google、「Google Public DNS」を公開 - スラッシュドット・ジャパンとGeekなぺーじ : みんなが知らずに使ってるAkamaiを参考に、外部名のキャッシュとLAN内部の名前解決に使ってるBINDのnamed.confを設定してみた。これで、LAN内部は自力、Akam…
没入して一気に読んでしまったんだが、ふと我に返ると、杜王町と友引町*1を足して2で割ったかのような町で、平穏を望むものが敵、そしてそいつは天敵の脅威に集中した結果倒れてしまう、これなんてジョジョ四部? それにしても、三章扉の「化け猫ぶぎ」がラブ…
戦争は一段落。しかしエピローグや終章を見ると、「第一部完」というよりは「大長編のプロローグがやっと終わった」ってとこかしら。ともあれ、第三章の奇襲vs夜襲の入り組んだ計略はなかなか楽しかった。読者の脳みそへの奇襲としては、なかなかに凝った部…
ああ、今年ももう十大ニュースが出てくる時期か。しかし十大ニュースについて報じる字数制限のないメディアで10個羅列してないってのは、いったい何がやりたいのかわけがわからん。 Breakthrough of the Year 2009: Science Online Special Collection 時事…
物性のことはさっぱり話がギリシャ語なんだけど、隕石から次世代磁気デバイスに有用な新磁性材料を発見宇宙由来のテトラテーナイト相とかのフレーズを見ただけで超wktk。「宇宙金属」とか「コスモナイト」とかの単語だけでご飯3杯はいけたあの頃、周期律表も…
これは良いものだ。正統派ファンタジー、というか「ベタ甘ラブラブおとぎ話」直球ど真ん中。ちょー好み。本編もいいけどエピローグの雰囲気がまた素敵。ふつーこういう話だと下手なエピローグじゃ蛇足にしか感じないんだけど、これはなんというか、「神話の…
どうやら、再見直しに「国防ロケットは必要!!!」とかいうアホがねじ込んでうやむやのうちに復活、というアホな話にはならなんだ上に、液化天然ガス(LNG)推進系について、宇宙開発戦略本部は「まだ成功した国がない中、技術的な見通しが得られ、将来的には…
今巻はいまいちかな。怖さと笑いを両立し切れてない作品が多いような、というかホラーでもなく笑えもせずおまけにお話しとしても面白くないかんべむさしとか、なんじゃこりゃ。改めて、中島らもは鬼才だったんだなぁとしみじみ思うわ。ま、笑えるホラーと言…
Space Colony Artwork 1970に日本語の注釈をつけてくれてる。最後の建設中の図。で、宇宙服を着た人間が建設作業にあたってるのが興味深い。この頃の想定では、ロボットなり自動機械の発達よりも先に宇宙居住地ができる「予定」になってたんだなぁ。