2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

なんか珍しく、一般ニュースサイトの科学記事で実に分かりやすい解説に出会った気がする

24テミスが存在する領域の環境条件では、水はすぐに蒸発してしまい、小惑星表面にとどまることはできないと考えられてきた。なぜ表面に氷があるのかは不明だが、氷が地下に閉じ込められている場合には数十億年保持することが理論的に可能なことから、両研…

CNN.co.jp:惑星や衛星で生命体探査、NASAのプロジェクト候補発表

へぇ、地球外生命体探査プロジェクトの候補として水星への探査機着陸が挙がるのか。もちろん科学探査一般としては意義があるんだけど、他の候補に比べ、宇宙の生命に関する手掛かりに繋がる可能性は低そうな気がするなぁ。どういう成果を想定してるのかしら?…

asahi.com(朝日新聞社):宇宙の神秘探れ 三菱電機が電波望遠鏡プロジェクト参加 - ビジネス・経済

うーむ、電波望遠鏡の記事に大阪に落ちている1円玉を東京から見分けられる解像力って、ちょいと違和感が。三菱は99年の完成時に世界最大だった「すばる望遠鏡」の製造も担当と、まるで光学望遠鏡とのサイズを比べるかのような文章も入ってるからなおさら…

仁木英之『さびしい女神 僕僕先生』(新潮社)

王弁くんにモテ期が到来。仙人にも神様にも妖異にもモテまくり。どうしたんだ、めっきり主人公してるじゃないか。で、「雷光の女神」と先生の関連が、次巻のネタになるのかな? 中国神話はまるでなじみがないんで、まったく見当がつかんな。ま、それが新鮮で…

エドワード・J・テイラー, 縣秀彦[監訳]『HUBBLE−ハッブル宇宙望遠鏡 時空の旅−』(インフォレスト)

「日本語できちんと解説が読めるのはありがたいけど、ハッブルの写真自体はなんぼでもオンラインで見られるご時世にこの値段か……」とか思ってたけど、実物を見て悔い改めました。紙の印刷物の解像度と発色を舐めてたわ。大量生産品のコンシュマー向けモニタ…

今回の事業仕分けも凄いなぁ。

さきほど光ルータの話がありましたが、もし仮に、明日光よりももっと速い、光を使わなくても速くて、熱効率も良くてですね、そうしたものがどっかからポンと出て来た時に、これは続けられるんですか? こうした事業というのは? 特にこの発言が二重三重の意…

諸星崇, グループSNE『ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語(3)』(富士見ドラゴンブック)

本編は全部『Role & Roll』誌の連載で既読なんだが、たっぷりの解説や付録が嬉しい。で、カラトと10年前のお父さんの選択が興味深い。SWリプレイでの死者自体は珍しくもない*1が、自発的な蘇生の拒否はこれが初めて。他に見られないラクシア世界の独自性を初…

ESO - eely_wcar_potw - Latest Rendering of the E-ELT

via 星の情報.jp(2010-04-28)。直径42mの光学望遠鏡? 化け物やな。小さい画像ではピンとこないけど、拡大画像で手前の豆粒がトラックだと分かってビックリ。 ESO - eso1018 - E-ELT Site Chosen

東大阪宇宙開発協同組合、「人型宇宙ロボットプロジェクト」を発表 « NODE 科学、技術、サブカル ニュース

「2足歩行ロボットで月面に降り立ち、日本国旗を描き万歳をする」を目標にした「人型宇宙ロボットプロジェクト」に挑戦……ま、民間の、しかも本業とは別の知名度向上のために行ってる事業としてなら、微笑ましく見守れるな。自称先進国の国威発揚事業なら生…

有名博士が警告!「宇宙人と接触しないで」 – ロケットニュース24(β)

あら、見出しだけ見て、てっきり「文明の衝突」みたいな文脈のお話しかと思ってたら、地球外の知的生命体が接触して来た場合、地球環境にどのような影響を与えるか不明だ。地球生命の免疫系に致命的な損傷を与える可能性があるって、生物学的汚染を懸念して…

手島史詞『影執事マルクの秘密』(富士見ファンタジア文庫)

おんしは私を頼った。それも私の居場所の一つじゃ。今さらおんしの都合で壊すでない! いつからおんしは私を必要としないほど偉くなったのじゃ いわゆる「今回はカナメのターン」という奴ですな。そしてなんということ、オウマに存在感が出てくるとは。いやぁ…

10年後に月の南極から岩石採取…政府懇談会 : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

同じことを書くのこれで3回目なんだけど、どうしても突っ込まざるを得ない。約900億円かけて有人宇宙船などの基礎技術を開発することを掲げたのはいいけど、その宇宙船で誰を乗せてどこへ行くつもりなの? それとも「骨子案」とやらには書いてあるのだけど…

ISS月面通過の撮影に成功!かなりうれしかっ�... on Twitpic

美しい。そして月面を通過することがわかっていれば、ずーっと月を撮影していれば良いので、わりとすんなりと撮れました。光量もあるせいか、形もきれいに写るようですという撮影者の言に目からウロコ。言われてみればもちろんその通りなんだが、しかしその…

細音啓『氷結鏡界のエデン 3 黄金境界』(富士見ファンタジア文庫)

黄金の人のあれ、色と性質を規定して呼び出すって、やっぱ名詠式を彷彿とさせるよな。いよいよ前作とリンクしてくるのかしら? しかしそれ含め、まだまだお話しは序盤、という雰囲気がひしひしと。ひたすら伏線やら過去に何かありそうな会話やらがばらまかれ…

内堀優一『笑わない科学者と時詠みの魔法使い』(HJ文庫)

悪くはないけど期待はずれ、だな。あらすじとかから、てっきり真面目に現実世界の既知の有り様と矛盾しない魔法の仕組みについて考証してあるお話しかと思ったら、入学2年目の物理専攻の学生が研究室に籠もったり植物ホルモンの種類とその合成方法を諳んじた…

Kyoto - Osaka - Kobe. Happy Saturday night, Japan. on Twitpic

初めて我が家が野口さんのターゲットになった記念。

朱門優『ある秋の卒業式と、あるいは空を見上げるアネモイと。』(一迅社文庫)

ああっ、綺麗なええ話やのに、神話っぽい雰囲気が実に素敵なのに、姉君の揺るぎない変態っぷりがすべてをぶち壊して驀進していくわ。お願いもっとやって。相変わらずゴスロリの人と陛下の、このお話における立ち位置がいまいっちょよく分からないんだけど、…

JAXA|超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)の観測中断について

もちろんそんなことは中の人はとっくに検討してるだろうけど、この機会に「観測機器が有人施設に設置されてるメリット」をアピールできたりするといいな。なんとか怪我の功名に持っていけますように。 それにしても読売新聞、いまだに装置は29億円かけて開…

ASCII.jp:「明るい未来を作るため」ニコ動に来た小説家、野尻抱介氏

おやま、小説のファンとしてはなかなかに寂しい気分になる記事じゃのう。ま、本人に書く気がないものを首に縄つけて書かせるわけにもいかんし、しゃあないな。野尻氏は以後続刊無し、と。我が家の本棚に於ける野尻氏の著作の排列を、今後の新作や続刊を見越…

渡航『あやかしがたり 3』(ガガガ文庫)

レギュラーキャラがみんな可愛いなぁ。ハードボイルドでダークサイドを気取ったわずか数ページ後には捨て犬として拾われる主人公といい、醤油を飲み干して密航するお二人といい。んでもって実に格好いい。いわゆるセカイ系の真逆、己の信念を貫くためなら、…

ISSに参加続けるか検討…文科省が特別部会 : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

昨日もぼやいたけどさ、提言の柱として「日本が独自に宇宙に行ける能力」を掲げ、ロケット開発を継続的に進める必要性を盛り込んで、日本独自の継続的なロケット開発を進め、無人宇宙船「HTV」などを利用した新たな有人活動を検討して、でも国際宇宙ステ…

ぷらら|会社情報|ニュースリリース|インターネット接続サービス「ぷらら」における、迷惑メール対策の強化について

via ぷららで選択的greylistingによるスパム対策を開始 - モーグルとカバとパウダーの日記。へぇ、そいつはありがたいことを。そういや最近、うちのメールボックスでぷららから取り込んでるアカウントのspam数が減ったような気がするな、と思ったら開始時期…

JAXA|小惑星探査機「はやぶさ」搭載カプセルの地球帰還について

科学や技術のレイヤーじゃなく、政治手続き層のメルクマールにすぎないっちゃあすぎないんだけど、また一歩確実に近づいてきてくれたような気分がするしいっぱい記事にもなってなんか嬉しいので、ペタペタ貼っちゃう。 ISAS | 「はやぶさ」カプセル再突入予…

TPS/Jメール ヒューストンレポート (430号)

あ、オリオンそのものじゃなくオリオン・ライトなのか。勘違いしてた。メモメモ。 オバマ大統領はオリオン・カプセル・プロジェクトと月のプログラムを今年の年初にキャンセルした。再構成したオリオン・プロジェクトは月に飛ぶのではなく、無人で国際宇宙ス…

時事ドットコム:民需拡大のため「宇宙庁」を=前原担当相に有識者ら提言

とりあえず、現政権もこの会議の座長*1もバイアス付きでしか見られないし、客観的な論評みたいなことをするだけの力量もないんで、感想を羅列。 なんか、「民需でやれ、公的な金は出さぬ。でも新しい役所とポストは作るよ」と読めてしまう。 国際宇宙ステー…

鉄鋼のように強い汎用プラスチックの創製

これ、じっくり読めば読むほど、なんかものすごいもんが発明された気がしてくるな。トレッキー的にはアルミニウムの6倍の比強度でガラスの代替材としても期待できる透過率99%という高い透明性なんていわれるとどうしたって「ついに透明アルミ」とwktkせ…

はやぶさとボイジャー2号がエールを交換してる……

宇宙機の一人称ツイートは日本固有の文化ではないですよ!NASAのボイジャー2号@Voyager2や水星探査機@MESSENGER2011、ハッブル宇宙望遠鏡@IamHubble、ESAの科学衛星@Planck等、枚挙に暇がありません。今日も宇宙は彼らのツイートで賑やかです(dV) @Hayabus…

むらさきゆきや『ゆうれいなんか見えない!』(GA文庫)

よくあるテンプレパターンを踏襲しつつも、それぞれを縛っていた呪詛の正体はなかなかだし、それを破るシーンのカタルシスもGood。クラスメイト女子がいまいち何考えてるか謎な上にキャラの立ち位置としても「居ても居なくてもよい」状態なのはちょいと残念…

Togetter - まとめ「「問題発言(?)」から宇宙開発と広報を考える」

あー、確かに宇宙をファンタジーにして、宇宙飛行士を聖人君子の司祭みたいに持ち上げて、いったい何がしたいのか全く分からん女が宇宙に行ったとか、自国の宇宙飛行士が宇宙に二人いるとか、君たちはなんだ?テレシコワだって鼻で笑うわ。宇宙からの景色を…

霜島ケイ『カラクリ荘の異人たち 4 〜春来るあやかし〜』(GA文庫)

よかった、誕生日プレゼントがおでんにならなくて本当によかった。うん、こうして太一君が人間の世界に戻ってきました、まる。大団円。続けろとかそういうもんでもなく、スッキリ良いところに落ちついてGoodであった。このタイミング、というか要は桜の季節…