森田季節『不動カリンは一切動ぜず』(ハヤカワ文庫JA)

正直、設定オタ系SFファンとしては、かなり違和感を感じる舞台設定ではある。150年後の日本、ノードと【媒介点】により思念を伝達することが当たり前で、性行為がタブーで完璧な人工生殖が可能で、【親体出産法】だの【強制善人法】が施行された社会。なんで…

新PCセットアップ

[スタート]→[ファイルを指定して実行]→ control userpasswords2 コンパネから弄れる範囲で軽量化・簡素化 ネットワーク設定 EditMTU インデックスサービス停止と共にドライブのプロパティも変更 プリフェッチ無効化 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentContro…

はやぶさから微粒子、新たに100個 地球外の可能性「チャンス広がった」 - ITmedia News

詳報、というか正式報。 読売新聞の報道は勇み足だった模様 一部報道もされたので早くお知らせするために急遽ブリーフィングを開くことにした カプセルの中身を電子顕微鏡で調べたところ、由来不明の微粒子が新たに約100個見つかった 元素構成を見ると、金属…

花房牧生『ワールド エンド ライツ 3』(HJ文庫)

大きい謎やら秘密のお話しと、ゲームと冒険のお話しと、現実世界のキャッキャウフフなお話と、ものの見事に3つバラバラに展開されてる感がしてならない。一つ一つのパートはそれぞれに面白いし興味深いんだけどなぁ。それと、謎解きがひたすら「黒幕が喋る」…

「はやぶさ」に地球外物質か、微粒子数十個発見 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

ついに来た!!! か? タイミング的には定例ブリーフィングじゃないし、ソースはどこかしら。ま、とりあえずは続報・詳報待ちか。 asahi.com(朝日新聞社):はやぶさカプセルに微粒子 イトカワで採取の可能性も - サイエンス 「はやぶさ」に地球外物質か 観察…

ブロードコム、準天頂衛星システム(QZSS)「みちびき」に採用 | CEATEC JAPAN | 共同通信PRワイヤー

いいことっぽいニュースのような気はするんだけど、この度日本で打上げに成功した準天頂衛星システム(QZSS)「みちびき」に、ブロードコムのモバイル端末向けシングル・チップGPSシステムソリューションBCM4751が採用された……衛星に端末向けチップが採用され…

多崎礼『夢の上 1』(C★NOVELS Fantasia)

今回は更に徹底して架空年代記路線を突っ走るみたいだな。1パートごとに主人公と中心人物を切り替えてくるのか。さすが、全3冊をきっちり書き上げてからの順次出版ならではの手法だよなぁ。なおかつそこへ萌え的にも燃え的にもとんでもなく美味しいシチュエ…

林トモアキ『レイセン File2:アタックフォース』(角川スニーカー文庫)

連載は全部読んでるし、と思って積ん読の山に乗せようとしてふと目次を見たら、なんと半分が書き下ろし。慌てて読み始める。なんと、『お・り・が・み』〜『マスラヲ』のミッシングリンクにして忍者村の園長さんの正体話。本編のストーリーの進行自体にはま…

Togetter - 「土曜日の朝は恒星間宇宙船にのって」

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

宇宙で堪能できるビール開発の本格化 - スラッシュドット・ジャパン

すでにそういうコメントが幾つもついてる(#1833596, #1833673, #1833768)けど、無重力の閉鎖環境で炭酸飲料って、なんか徹底的に不向きなものの代表のような気がするな。*1 素直にワインなりウイスキーなりを持ち込めばいいと思うんだが、やっぱ世の中には「…

庵田定夏『ココロコネクト カコランダム』(ファミ通文庫)

、この嫌な性格、どっかで見たことがあると思ったらQ*1だ。試したいのか導きたいのか見て楽しみたいのか、独自の論理があるようだけどそれがなんなのかさっぱりわからん、わかってるのは謎の超パワーを持ってることだけ。とすると今回のはQ2か。 何はともあ…

中村一『めぐりあう鼓動―覚醒遺伝子』(電撃文庫)

うーむ、まる2冊かけてこんなもんか。いや、それなりにええ話には仕上がってるとは思うんやけど、デビュー作いきなり隔月刊でゆったりまとめるチャンスを得て、そいでまだここまで中途半端で世に出すか。悪くない出来だとは思うが、さらにここから11月以降に…

中国、2機目の月周回探査機「嫦娥2号」を打ち上げ | 長征 | sorae.jp

うーむ、いまいっちょwktkを感じないのは、次の着陸機の場所を選定するため、という割り切り故か。最初っから、面白い科学的成果を出すことが眼中にない探査機、というのもなかなかに珍しい気がする。もっともそれも、ポンポンと次から次へと打ち上げができ…

おかざき登『図書館迷宮と断章の姫君 3』(MF文庫J)

打ち切り総力戦後半全力ダッシュで大団円。面白かったんだがなぁ。この妙ちきりんな世界の風景と生態をもっといろいろ見たかったんだが、そういう方向性はやっぱ流行らんのか。ま、前巻で扱いの悲惨だった誠十郎くんにちゃんと見せ場があった、というか美味…

時事ドットコム:シャトル打ち上げ1回追加=中間選挙前に雇用対策−米下院

お、ようやく決定したのね。追加飛行もさることながら、ようやく国際宇宙ステーション(ISS)を少なくとも20年まで運用することも確定か。 asahi.com(朝日新聞社):シャトル、飛行を1回追加 来年6月ごろに退役延期 - サイエンス スペースシャトルの…

第2の地球?20光年先に最も似た惑星 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

とりあえず元ネタとその日本語訳と関連記事をまとめてリンク。さて、こうなると次の目標はこの惑星そのものからの光の分光観測か。光源が赤色矮星ってことで並大抵の困難さじゃないとは思うが、wktk。さすがにG型とは異なるスペクトルに照らされてる上に潮汐…

Togetter - 「イカロス君の第8回 Webクリエーション・アウォード受賞インタビュー」

さすが広報実証機。おしゃべりの内容もさることながら、triviaplus - イカロス君WCA受賞インタビューまとめにまとめられてるアイコンの時系列がまた、蝶ネクタイが飛んでくるとか、いろいろ芸が細かい。ついでに、まとめに入ってなかった地上の写真の紹介を…

チリ鉱山事故被災者へ宇宙活動関連物資を提供 - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA

もちろんこれ自体はええ話なんだが、NASAはノウハウを提供、JAXAは物資を提供、という構図が、なんというか、いろんなもののいろんな現実を象徴的に現してるなぁ、と、ちょっと感慨が。 asahi.com(朝日新聞社):グンゼ、チリ落盤事故作業員に下着寄付 宇宙…

神坂一『アビスゲート 3 楔を穿つ淵の使者』(富士見ファンタジア文庫)

2年と3ヵ月ぶりな第3巻。それだけブランクが空いて、独自のややこしい設定を持つシリアスなお話しで、なのに前巻を読み返さないとついていけないようなことは一切なくサクサク状況を理解でき、なおかつ読者に地の文の解説が多いとか説明台詞ばっかとか思わせ…

兎月竜之介『ニーナとうさぎと魔法の戦車』(スーパーダッシュ文庫)

ちょいとお説教や演説がウザい域に入りかけ、新人さんだから荒いのもしょうがないと思うことでぎりぎり許せるレベル。が、お話しとキャラは文句なしに素敵。燃える王道にして成長物語。ま、ラスボスについては最後の敵が、あんまりなのである。馬鹿すぎ、駄…

流れるのが惜しいので保存シリーズ

832 :名無しSUN:2010/09/28(火) 20:25:19 ID:0Wit+zFm イカ凧揚げてきたよ 一旦引いてからゆるめると広がってそれっぽい

瑞智士記『星刻の竜騎士 II』(MF文庫J)

シルヴィアちゃん覚醒編。するってえと、めざすところは騎士王とその近衛筆頭、ですかね。出来映えは至って「普通に面白い」。この作者にしては今ひとつ黒いものが見えてこないのが物足りないと言えば物足りないが、ま、今巻はシリーズ展開に向けた設定追加…

新方式の微粒子回収開始 「はやぶさ」で宇宙機構 - 47NEWS(よんななニュース)

スピードアップ達成! さて、B室が開かれるのはいつかなぁ。 はやぶさウィークリーブリーフィング第8回 - 大塚実の取材日記

JAXA|準天頂衛星初号機「みちびき」の準天頂軌道投入について

おめでとうございます。しかし、いやもちろんトラブルを望んでるわけじゃないんですが、もうなんか、「順調すぎて恐い」世界だな。 asahi.com(朝日新聞社):日本版GPS、目標軌道に=「みちびき」本格運用へ―宇宙機構 - 社会 「みちびき」準天頂軌道入り…

大森望[編]『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』(ハヤカワ文庫SF)

どれも面白い、さすがは国も時代も限定せずに集めたベストセレクション、と思いつつ微妙に読後に不満が残る。何でなのか考えて思い当たったのが、ハードSF的切り口の作品が一つも入ってないこと。そうか、タイムトラベルなり過去への通信なり記憶だけは残る…

比嘉智康『神明解ろーどぐらす 3』(MF文庫J)

「『すまねえ、おれはその話』……のあとは、なにかいいたいことが?」 「すまねえ、おれはその話……信じんのに時間がちょっとばかしかかっちまった*1 ああ、十勝が実にいい男だ。そして目次の各話タイトルと第五話までの流れからは、なにかまるでハッピーエンド…

井上雅彦[監修]『異形コレクション 46 Fの肖像―フランケンシュタインの幻想たち』(光文社文庫)

上田早夕里「完全なる脳髄」 今巻ではこれがベストかな。このテーマにはやはり、作られた側視点のほうが似合う気がする。 小林泰三「ショグゴス」 この作者らしい「嫌な馬鹿話」。オチのスペルを思いつくのにかけた時間と、それ以外の全部を執筆するのにかか…

西村悠『秋津楓はアたらない』(一迅社文庫)

第三話の落とし方がいい雰囲気。「前向きに台無し」とでも言うか。まぁ、なんか微妙に時代背景がよく分からん気もするが、そもそもお話し全体がいつの話と明言してるわけでもなし。で、次のお話しで全体の構図がガラッとひっくり返る。上手いねぇ。今どきの…

はやぶさ「分析の一部難しい」 微粒子で研究者 - 47NEWS(よんななニュース)

当初、物質の特徴を調べる十数種類の分析を予定。このうち有機物の有無や含まれるガスの性質などを推定する数種類の分析は、一度に多くの物質を使う必要があるため、実現できない恐れ……予定通りのサンプル採取ができなかった(可能性が非常に高い)からにはし…

秋田みやび, グループSNE『ソードワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち (9)』(富士見ドラゴンブック)

想定した順路を辿ろうとしないPCとそれにリアルタイムで臨機応変に対応するGM、そして超法規的措置と見て見ぬふりがどこまで通じるかの空気の読み合い、そういう双方の綱引きが相変わらず楽しい。で、女帝への態度が実に「ぞんざい」。これが通じるんだから…