2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

SW2.0 ×2 いまいっちょじゃのう

北沢慶『ソード・ワールド2.0 剣をつぐもの2』(富士見ファンタジア文庫) ラストの継承の格好良さとか、めちゃ好みやねんけどなぁ。連作短編とかならまだしも、長編で2冊続けてラスボスが三下や小悪党のクズ人間て……カタルシスなさ過ぎ、盛り上がらん。普通に…

赤松中学『緋弾のアリア IV』(MF文庫J)

今度は誰/何の子孫が出てくるか、もう何でもありだな、いや、もうこのくらいでは驚かんぞ、と思ってたんだが、イ・ウーの語源にはさすがに噴いた。弾丸を○で受け止めたり緋弾が出たりはするっと読めたけど。それと、ホームズの子孫と対立する教授(プロフェシ…

梅村崇『時に消えたキミと歪曲の十日間―デイ・トリッパー』(徳間デュアル文庫)

面白い、後味も良い、情報の読者への明かし方もよくできてる。ちょいと主人公は考えなさすぎだとは思うが、設定的にも対人関係的にも前例のない状況に放り込まれた高校生ならむしろこのくらいの方がリアルな気もする。が……SF成分はフレーバー程度の青春ミス…

India's moon mission comes to an abrupt end

残念なニュース。姿勢制御トラブル→太陽電池の向きがずれる→電力不足、とかかな? しかし現地時間1:30に通信が途絶して16:44のニュースでProject DirectorのThe mission is definitely over.という発言が伝えられるって、はやぶさやのぞみに関するISASの悪戦…

おかざき登『二人で始める世界征服 4』(MF文庫J)

ラノベ界にはなんかお約束でもあるのかね。あの物理現象をクライマックスに使いたがる癖と、それを中盤の日常パートの中できちんと説明しておかなきゃならんという掟があるかのようだ。 てなわけで第4巻で残りあと1巻。うーむ、なんからしからぬ後味の悪さを…

史上初の「盗聴ウイルス」が出現、Skypeユーザーを狙う - ニュース:ITpro

HTTPSに対してキーロガー、画面ストリームの暗号化にテンペストで対抗するようなもんだな。「暗号化してるから安全」に対しては他の注意点と共に、常に「どこからどこの区間が暗号化されてるのよ」も意識しましょう、という教訓ですな。 Skypeを盗聴するトロ…

MAKE: Japan : 宇宙服衛星SuitSat:宇宙でハッキング

楽しそうだなぁ。捨てずに持ち帰ってオークションにでもかければ結構なお値段になるだろうに、ってのは心が汚れ過ぎかな >俺。*1 もっともその前に、シャトル退役後は当面、大物を持ち帰る手段は存在しなくなるか。 *1:アポロ17号の宇宙船内服が1億3000万、…

鮎川歩『クイックセーブ&ロード』(ガガガ文庫)

傍目八目的には、二章末でおおむね何があったかは分かったんだから、三章頭ではとりあえず「何も干渉しなければどうなるか」を確認しじっくり作戦を練ればいいと思うんだが、何度もリセットし楽な方向へ進んでるうちに、そういうことを強靱にやり遂げられな…

月面衝突探査機「エルクロス」、不具合で燃料が無駄に | 月 | sorae.jp

燃料の残量は衝突ミッションを実施できるギリギリの量しか残っていなかった。ミッションへの影響について、運用チームは「ミッションを達成できるが、今後、優先度の低いミッションはキャンセルする可能性が高い」って、なんというか変な言い方だけど、一番…

『伝説巨神イデオン 総音楽集』(キングレコード)

いやもう、これまでも何度も何度も何度も聞いたはずの内容なのに、またリピートしまくり。特に手元からCD以外のメディアの再生環境が消えちゃって以降聞いてない分*1が懐かしくて堪らない。ま、結局流用BGMは無理だったとか【イデ】伝説巨神イデオンPart54【…

北杜のヤマネ 宇宙へ ステーション滞在構想

なんかちょっと謎の記事。実現すれば人以外のほ乳類が宇宙に滞在する初めての試みって、有名なクドリャフカをはじめとする旧ソ連の犬と米国のジュピターロケットやマーキュリーカプセルの猿たち、他にもAnimals in space - Wikipedia, the free encyclopedia…

平坂読『僕は友達が少ない』(MF文庫J)

あらすじで『ラノベ部』よりこっちにリアリティとシンパシーを感じる駄目人間的には、タイトルだけで精神点かSAN値を削り取られそうで、どんだけ痛い話かビクビクしながら読んだんだが、あれ、普通に面白いよ。もっとも普通というよりは「残念な面白さ」みた…

貴子潤一郎『灼熱のエスクード4 DADDY、BROTHER、LOVER&LITTLE BOY』(富士見ファンタジア文庫)

予想通り、というよりこれしかあり得ないエンディング*1へ完走しました。まぁ、説明台詞で済まされちゃった部分も多々あるし、ピンチの切り抜け方が全部「強力な助っ人突然登場」or「一か八かの賭があっさり成功」だったり一般人は誰も知らない地下施設で携…

窓の杜・Vectorでウイルス感染発覚 - スラッシュドット・ジャパン

こういうネタはさすがに/.だと興味深いコメントが集まるな。*1 ライブラリのソースもMD5とかで常にチェックしないとならないご時世、ってことかな?というコメントに非常に同意。そろそろPFWなりホストベースIPSの機能として、「My Document配下以外の全ての…

川口士『星図詠のリーナ 2』(一迅社文庫)

いやぁ、お姫様がガテン系にクラスチェンジするとは思わんかった。徹底的に理性と科学と技術で世の中を変えていくような方向性には『レーズスフェント興亡記』を思い出してみたり。もっともあちらはとことん引き籠もる存在が主役だけど。それと、バイプレー…

カサハラテツロー『スコペロ 1』、『スコペロ 2』(MFコミックス フラッパーシリーズ)

スペースコロニーが舞台で福江純氏が監修とのことで読んでみた。基本的には「ちょっと変わった舞台のスポコン学園もの」なんだけど、いろいろと小ネタがいいね。あと、「日本国が科学技術への高い信頼と理解にたち数十年単位の長期的な政策運営を行った結果…

凡作×2

西村悠『神様の言うとおりっ!』(電撃文庫) ネタとしては面白いんだけど、((とはいえ、あまりに『神のまにまに!』とかぶり過ぎじゃないか?)) なんかいろいろとパターンを狙いすぎな気が。ラブコメとドタバタギャグとしんみりハートフルを同時にやろうとして、…

帰ってきたウルトラマンダイナ?

via 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE Part5。いやぁ、アップローダーから流れるのが惜しくて思わず保管してもうた。あのときのリーク写真って、やっぱそういうことだったのか。

細音啓『黄昏色の詠使い X 夜明け色の詠使い』(富士見ファンタジア文庫)

うむ、良い大団円、綺麗なハッピーエンドでございました、まる。 以下は余談。ふと冷静になって役どころを考えてみると、ネイトとシャオ以外は敵も味方も同行組も居残り組も全員、応援団なのだよな。「仲間の力」ものに見えて、実はそうでもなかったのかも。…

どんなミッションでも遂行可能、オリオン有人宇宙船の意外な能力 - Technobahn

なんというか、スペースシャトルを経てもなお、「何でも出来る万能の機体」に憧れるのかなぁ、という感じを受けてしまった。ま、どうやら方向性は予算の許す限りコンステレーション計画を推し進めるということになったようで、こうやってアピールしロビー活…

日昌晶『覇壊の宴』、『大いなる墓標―覇壊の宴〈2〉』(富士見ファンタジア文庫)

こんな設定(展開)はイヤだ!part129での紹介が妙にツボだったので入手。これは実に素晴らしく嫌な展開が満載された怪作であった。よくこんなものを準入選にしたもんだ >ファンタジア長編小説大賞。 ディメンジョンゲートの向こうの中世魔法ファンタジー風…

築地俊彦『神曲奏界ポリフォニカ こんふゅーじょん・ぶるう』(GA文庫)

こんだけ間を開けて、いきなり「続く」かいな。面白いんだが、なんか最低外道主人公がそうじゃなくなりそうな、あるいはその言動になんかそれなりに真っ当な理由がついてしまいそうな気配がして困る。クルナが最低最悪外道邪悪主人公としてその役どころをま…

ニュース - 科学&宇宙 - 暗黒エネルギーを不要とする新理論(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

暗黒エネルギーは幻か?と似た話かな。宇宙に特別な場所はないというコペルニクスの原理を覆す考えが多くの研究者にとって受け入れ難いのは間違いないという意見には確かに同意なんだけど、少なくともある程度より小さいスケールで見れば宇宙全体が均等で一…

アルマース社、2013年に商業宇宙飛行 | その他 | sorae.jp

どうせ俺が手を出せる値段じゃないんだけど、それでも商業オービタル宇宙飛行を2013年に開始というフレーズは痺れるなぁ。しかも旧ソ連製なら信頼性は抜群だろうし、と思ったら計13回打ち上げ、うち10回が単独試験、残り3回はサリュート宇宙ステーションとの…

友野詳, 田辺あひる, 番棚葵『夜の殺戮者―ダイノコンチネント』(徳間デュアル文庫)

プロローグでいきなり怪しげな声が……まさかいきなり、現代のホモ・サピエンスと意思疎通が容易に可能な程度のメンタリティの持ち主が黒幕とかいう安直な方向へ向かうんじゃなかろうな。人間とディノサウロイドではそのメンタリティの違い故、例えタッチャー=…

彩坂美月『未成年儀式』(富士見書房)

なかなか良かった。が、迂闊に感想を書いたり中身を誉めようとすると、思いっきりネタバレになりそうやなぁ。ま、不満もないことはない。*1 しかしそういう点をカバーしてあまりある良いものでした。富士ミスは最後に良い作家を残して逝ってくれました。未成…

大迫純一『神曲奏界ポリフォニカ プロミスト・ブラック』(GA文庫)

お約束最高! べた展開万歳!! 「もっと小説でもお読みになった方がいい。こいつは、奇跡なんかじゃありません」 「こいつはね、お約束、ってぇんですよ」 まぁ、この台詞自体は、精神のありようが普通の人間より強く肉体に作用する存在であることを表す伏線へ…

与謝野馨さん「隕石の脅威...そりゃ大変だ」(動画) : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ

今回のインタビューの中でも、傑作なのが建設費用のくだり。「500億円くらいで出来ちゃった。そんなに高いものでもないし」と語っているんですよ。庶民の感覚からいえば、途方もない額ですが、学問の推進だけでなく、被害を及ぼすかもしれない隕石の追跡など…

山口幸三郎『神のまにまに! 2 咲姫様の神芝居』(電撃文庫)

読みやすく、面白くなった。口車一本でやっかいごとを片づけていく技にも磨きがかかったようで、これはよい。クライマックスの絵的な綺麗さも見事。が、微妙に怪しげな「上」の話が表に出てきそうで続きには一抹の不安を感じないでもない。そんなもんと関係…

asahi.com(朝日新聞社):地球への天体衝突、監視できない…NASA、予算不足で - 宇宙探査 その2

そういえば先日Asteroid Watch - jpl.nasa.govというサイトが新たに立ち上がってたけど、こういう状況に対するアピールの意味もあったのかしら。 まぁけど確かに考えて見りゃ、何でそもそもアメリカが一人で頑張るのかっつー話。それはそれとして、NASAが予…