2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧
支倉凍砂「狼と香辛料 行商人と鈍色の騎士」 相変わらず旨そうである。それにしても、羊ってそんなことが可能なほどパワフルな生き物だったのか。まさかハスキンズやユーグの一統の血を遠く引く謎生物じゃあるまいな。 時雨沢恵一「キノの旅『違法な国』」 …
あんぎゃ〜〜、えらいこっちゃ。しかし、予算不足で目標達成が不可能になっていることが、米科学アカデミーの委員会の調査でわかったってどういう状況だ? 外部機関が調査しないと、法律で義務づけられている任務をNASAが達成可能かどうか分からないって、単…
久遠くおん『桜の下で会いましょう』(HJ文庫) 爽やかな小品、といったところで悪くはない。世界の謎だのややこしい背後の組織だのへの言及をミニマムに抑えて主役たちに話を絞って描写してる*1のも好感度高し。*2 が、これも大賞同様、「期待の受賞作」とし…
絵柄としてはすごく綺麗で素敵だったんだけど、うーん、商才以外の方法で片がついちゃったからかそれともいちゃラブ成分が薄かったせいか、ちょっと淡泊で外伝っぽい印象の一冊であった。いや、ちゃんとこの世界の大きな情勢の動きと、これから北へ進んだと…
『騎士は恋情の血を流す』に続いてのスーパー上遠野大戦。さらにエピローグの続きがそのまま『電撃文庫MAGAZINE』に掲載されるという、これはもう狙ってやってるんだよな。既刊のあっちからもこっちからも登場人物とシーンと伏線が集まってきて、あっちを参…
蛍火1号への対抗心か、やる気満々。なのは良いんだけど、重量500キロ程度で、推進力として原子力の利用を検討って、何をどうするつもりなんだろう。RTGでイオンスラスタなら、「推進力」ではなく「動力源」だよな。科学部の記事でなく海外特派員だから仕…
この件、数日前からちらちらと見かけたお話だけど、たまたま火星にあったというだけで、隕石それ自体なんてのは地球上でもありふれてるよなぁなんて思ってたんだが、↓ということであったのか。なるほどなぁ。 NASAの研究チームは「火星の大気が今より濃…
うふふ、いよいよ電撃の黒い太陽にして全日本暗黒ライトノベル連合特攻隊長の本領が出てきたよ。巻き込まれ主人公にとっても、自分の置かれた立場に伴う責任に必死なヒロインにとっても、ここまでドツボで最低最悪な展開はそうはないだろうな。記憶の曖昧さ…
ふむ、こういう「人類は現状のホモ・サピエンスの物理的・生物学的特徴をそのまま維持すべし」という立場からは、地球表面とまったく同じ環境以外への定住などナンセンスということになるのか。強い心身一元論的な立場とでもいうのかな? こういう立場だと、…
5月に言われてた件、ついにNGと決まっちゃったのか。 エネルギー省で保有分のPu-238は、2011年打ち上げ予定のMSLと2020年頃に打ち上げ予定の次期惑星探査衛星用の2機分しかなく、今後、計画される惑星探査衛星でソーラーパワーに依存できないディープスペー…
よーちゃんもしずるさんもなかなか出てこないんでやきもきしたが、でてきて納得。しずるさん強すぎ、ものの2〜30ページで統和機構(ただし下っ端)が手も足も出なかったMPLSに完勝。そりゃ、最初っから出演してしまったら長編小説にならんわ。 それにしても忘…
ジャコビニ流星群という名称が公式でなくなる……おやまぁ、はじめて名前を覚えた流星群だってのに。*1 これは確かにちょっと寂しい。冥王星の降格に反対してた人たちの気持ちがいまになって少し分かったような気分。 国際天文学連合、64の流星群の公式名称を…
いつもにも増してグロゲロい。が、微妙に「ただそれだけ」感を感じないでもない。一番面白かったのは黒史郎「緑の鳥は終わりを眺め」かな。穴から出てくるのがアカモロだったらどうしようかと思った、が、何が出てくるか??? というところで切るのはさすがで…
前作同様に主要参考文献一覧がつく珍しい一冊。ひょっとして主人公なり「マジカル☆てまりん」なりの、本能的に妄想が一気に暴走するタイプの創作の仕方に憧れながら、しかしそれができずに緻密にこつこつと積み上げて計算ずくでこのお話を書いてたりするのか…
なんかどうも複数のネタが混じってる臭いんだよなぁ。ググるとアポロ11号月面着陸40周年を記念して行われたTVインタビューに該当すると思われる発言の文字おこしが出てくるんだけど、 We should go boldly where man has not gone before. Fly by the comets…
やはり気になる謎の「二足歩行ロボットへの固執」と「『有人』への警戒感」。傍聴してきた方たちの書かれたものを見ても、やっぱ方向性に疑念を持たざるを得ない状況ではあるようで…… 山根「文科省としては、『やらない』という方向に議論をまとめるために、…
元記事を見てから、早くどっかで日本語の詳しい解説が出てこないかワクワクしてたのが、やっと出てきた。が、依然として謎の縮小の件との関連は不明。素人目にはこの二つの観測結果がなんの関係もないとはとても思えんのだけど、わざわざ触れる必要もないほ…
相変わらず楽しい。p.136の「ほんと? ……罠?」がツボに嵌りまくり。ジークは被害担当艦どころか墓穴掘りマスターだし、お姉様方は「イイ性格」揃い。いよいよ役者がそろって裏の事情も一通り明らかになって、さぁ第二部だ! というところで一休み、先行き未定…
スズキヒサシ『焔のシグナティス』(MF文庫J) キャラクターの捻り方とかちょっと珍しい感じ*1ではあるけど、なんかいたって普通なラブコメ学園異能バトル。わざわざ『タザリア』を書く手を止めて別レーベルに売り込んでこんなもん? よっぽど『タザリア』の展…
このように、中国は月探査について非常に着実かつシステマティックな進め方をしていることは注目されます。また、そもそも嫦娥1号にバックアップ機を作っていたということ自体、月探査、ないしは宇宙開発に対して非常に現実的かつ手厚い体制をとっていること…
若いエンジニアと雑談したとき、Windows 3.1の頃にウィルス対策ソフトがあったと話したら驚かれた*1……いまや、驚くことができる程度に当時を知ってる、「Windows 3.1の頃はこうだった」なんてことをある程度以上の確信をもって語れる奴って、若手とは言えな…
天然脳みそ筋肉すげぇ。好みとしてはどっちかといえば陰険合戦や宮廷陰謀劇のほうが読んでて楽しいんだが、ここまで突き抜けられると清々しい。 「だれもかれもが己の事情を前に押し出し合っている。そのために、ああだこうだと謀略謀略、また謀略、だ。めん…
フロッピーのドライブが終了の報が入ったと思ったら、今度はMOのメディアも終了か。これでリムーバブルメディアはUSBメモリかメモリカード、いずれにせよフラッシュメモリ(と超大容量用途にリムーバブルHDD)だけが残るのかな。そして映像ソフトも書籍の付録…
「無重力の宇宙では、いすを使わなかったから、いすに座ると、お尻に圧力がかかって痛い」と、長期滞在に意外な“後遺症”があったことを披露した。短い宇宙飛行の後は、感じなかった経験という。 ということは、床擦れや寝違えとも無縁な世界なわけだよな、き…
「表示領域は1ピクセルでも広く」派は俺だけじゃなかったんだ。ちょっとうれしい。ま、掲載されたメディアがmax-width固定レイアウトのCNETだというところが皮肉が効いてるが。 うちだと現状でこんな感じ。 見た目に効いてきてるor何らかのアイコン等が表示…
一冊まるまる過去編回顧編謎解き編。新キャラも新事実もすべて過去のもの。まる1年以上待たせてこれで「次巻、最終編を待て」ですか……正直、挫けそう。主人公が8冊目、*1ヒロインが9冊目で初登場って、どんな構成ですか、このお話。いや、前巻の中身が脳みそ…
via サーバー型RSSリーダー比較スレ 2feed。定型パターンに当てはまるようなら後者のほうが簡便、凝ったことをやりたいなら前者、だな。 SmartFeed:Web上のフィードを自由にカスタマイズ! RSS広告を削除ならRssADelete
帰ってきてからも実験台なのはわかってたこととはいえ大変そうだけど、面白い知見が出てくることに期待。昨年6月にも、ISSに3か月滞在した米国のギャレット・リーズマン飛行士が記者会見に出席し、「僕は背が低いから、体中に血液を送り出す心臓に負担…
すげぇ、ほんまに不屈のスピリットやねぇ。
ハーレム異能バトルもの数あれど、最強主人公が自らハーレム状態を自覚した上でそこから逃げ出したがるって、考えてみれば二重にパターン破りなのだな。しかもハーレム体質であること自体に意味があったとは! それにしても、次巻が学園編ってことは、ひょっ…