井上雅彦[監修]『異形コレクション 怪物團』(光文社文庫)
いつもにも増してグロゲロい。が、微妙に「ただそれだけ」感を感じないでもない。一番面白かったのは黒史郎「緑の鳥は終わりを眺め」かな。穴から出てくるのがアカモロだったらどうしようかと思った、が、何が出てくるか??? というところで切るのはさすがですな。しかし米軍が仕切る米州内の出来事でも呼び名はグローバルか。リアルだ。
で、今巻のワーストは朝松健かな。ネタ的にかなり早いうちにオチが読めてしまうのはともかくとして、必殺技が黄門様モードなのにはくじけた。なんぼそういう時代が舞台とはいえ……
- 作者: 井上雅彦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/08/06
- メディア: 文庫
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