手島史詞『影執事マルクの秘密』(富士見ファンタジア文庫)
おんしは私を頼った。それも私の居場所の一つじゃ。今さらおんしの都合で壊すでない!
いつからおんしは私を必要としないほど偉くなったのじゃ
いわゆる「今回はカナメのターン」という奴ですな。そしてなんということ、オウマに存在感が出てくるとは。いやぁ、本題はドミニクさんのお話な筈なんだけど、実に面白かった。もっとも、先代の執事と見習いのどっちが誰? というストーリーも盛り込まれてるところにいきなり1枚目のカラーイラストですべて明かすって構成はどうかとも思わんでもないが。そして今巻もまたラストで気になる引きを。上手いし実に先が気にもなるんだが、「またかよ」感も若干。
- 作者: 手島史詞,COMTA
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/04/25
- メディア: 文庫
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