有人月探査構想ねぇ。

 最初の記事の時点で、欧米や新興国は資源開発などを狙って有人の月探査構想を打ち出しており、日本も後れを取らないように本格的に検討と、何か「乗り遅れそうな気が突然してきたので、こんなの思いつきました」感が漂ってたんだけど、

>日本の有人計画
 直接当事者と連絡を取ったわけではありませんが、《ふじ》とは無関係です。
 政財界、アメリカ、中国、インド等の有人計画に引きずられた、いつもの志のない方針転換と思われます。
 これだけでも反対なのですが、さきほど入った情報では、
 有人月計画とひきかえに、計画中の日本の惑星探査プロジェクト(はやぶさ2含む)をすべて中止する、という展開になっているそうです。
 これが本当なら信じがたい愚行であって、断固反対しなきゃいけません。日本の宇宙開発で内外からもっとも高く評価されている部分を切り捨てようというのですから。

 あと毛利さんが言い出した、二足歩行ロボで月面探査というのも勘弁してほしい。一般受けはするでしょうが、そんな道楽をしている時じゃないでしょう。

だそうで。宇宙作家クラブ ニュース掲示板笹本祐一さんによる2009年3月7日(土)02時09分の投稿No.1322によると、3月6日に行なわれた宇宙開発戦略調査会の第5回会合で使われた資料の「1.2 太陽系探査」に

○ 特に大規模な探査プロジェクトに関する今後の計画立案にあたっては、研究者からのボトムアップによる科学目的を保持しつつ、トップダウンによる国家戦略としての政策的な観点とのすり合わせも踏まえ、決定する必要がある。

との文言があり、これは日本が今世界のトップを走り、今も成果を上げつつある地球外小惑星探査計画を、まず有人月探査の生贄に捧げるための第一歩だそうである有人月探査の実現のためにはやぶさ2以降の計画をすべて中止するということであり、じっさい現在も地球に帰還するためのはやぶさを運用しているスタッフにもそのような話が回っているらしいとのこと。もちろん関係者によればという話なんで断定するわけにはいかんのだろうけど、なんじゃこりゃ、というか、だめだこりゃ。
 あと、科学探査の予算云々は別にしても、

2003年初頭に笹本が聞いた「なぜ日本独自の有人宇宙飛行をやらないのか」という質問に対し、宇宙開発委員会のお歴々はこう答えた。
「もし有人宇宙飛行やって誰か死んだらいい訳が出来ない」

という「ゼロリスク真理教」のはびこる本邦で、自力有人飛行なんてあり得るのかしら。アメリカにお金を払って、誰か一人、月に連れて行ってもらいます」ということになったら、それこそ目も当てられないというオチも、普通にありそうだし。

ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY #12「グランデの挑戦」

 ……グランデがシスコンでした、以外の中身がないよう。これで残るはあと一話、なの? あぁ、ダメだ。先週のキングジョーブラック軍団のしょぼさのショックで、誉めどころを探す気にならん。なんぼ低予算やゆうても、もうちょいなんかやりようはなかったんやろか。あるいはどうにもならんなら軍団とちゃう別の見せ方は考えられんかったんやろか。これとかこれを見せられたあとでは、プロの仕事としてはまるでもの足りんよなぁ。