運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の異常について - 気象庁 | 平成21年報道発表資料, 運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の異常について(第2報) - 気象庁 | 平成21年報道発表資料

 もちろん偶然の一致なんだけど、事業仕分け対象として、つまり「無駄っぽいから切るかもよ」のリスト中に衛星打ち上げ(24年度以降打ち上げ分)が挙げられた途端にこういうことが起きると、ついつい擬人化して「私の後継が打ち上げられないかも、だって? 私の任務の大切さと遂行環境の厳しさを思い知るがよいのだわ」ってな想像をしてしまうな。実際、現時点では要求した約77億円が財務省原案から外れるという危機もあった。結局「重要課題推進枠」で予算化が認められ、今年7月には三菱電機が製造開発に着手するところまでこぎ着けた来年度以降の事業継続に向けた努力が続いているという無惨きわまりない状況なわけで、自己主張したくもなろうってもんだわ。

追記:復旧

 とりあえず、恒久的な障害なり故障ではなかったようで何より。姿勢安定装置(※1)の異常により、同衛星の姿勢が不安定となったため生じたものと判明地上から電波を送り、正常な姿勢に戻した通常は3個中2個を動かしている回転式の姿勢制御装置のうち、1個が停止したのが姿勢異常の原因。地上からの通信で再起動とのことで、翻訳すると「リアクションホイールファームウェア」ということかな?

ニュース - 文化 - 恐怖心をあおる2012年終末説ブーム(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

 ノストラダムス騒ぎからまだやっと10年ってのに、世の中には忘れっぽい人が多すぎるのか、はたまたインターネットというデマ増幅装置のここ十数年の発展ぶりの証明なのか、何なんでしょうね。
 ところでこの記事で例に挙がるのが

ってところをみると、英語圏ではノストラさんよりこの2件のほうがメジャーなのかな? 社会の宗教観と言説のそれへのマッチ度とかの関係なのかしら。
 そういえばこの記事とかNASA、2012年地球滅亡説は「ネットのデマ」と反論 - ITmedia News, 2012年地球滅亡説は「でっち上げ」、NASAが異例の声明発表 国際ニュース : AFPBB Newsを見た感じだけでいえば、例えばLHCブラックホール騒ぎなんかに比べても余裕がないように見えるんだけど、その違いって、映画のプロモーションとして意図的に騒ぎが起こされたことに起因するのか、それともそういう宗教観とネタとの親和性みたいなものによるのか、社会心理学的なネタとしても興味深そうだ。