運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の異常について - 気象庁 | 平成21年報道発表資料, 運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の異常について(第2報) - 気象庁 | 平成21年報道発表資料
もちろん偶然の一致なんだけど、事業仕分け対象として、つまり「無駄っぽいから切るかもよ」のリスト中に衛星打ち上げ(24年度以降打ち上げ分)
が挙げられた途端にこういうことが起きると、ついつい擬人化して「私の後継が打ち上げられないかも、だって? 私の任務の大切さと遂行環境の厳しさを思い知るがよいのだわ」ってな想像をしてしまうな。実際、現時点では要求した約77億円が財務省原案から外れるという危機もあった。結局「重要課題推進枠」で予算化が認められ、今年7月には三菱電機が製造開発に着手するところまでこぎ着けた
来年度以降の事業継続に向けた努力が続いている
という無惨きわまりない状況なわけで、自己主張したくもなろうってもんだわ。
- ひまわり、一時観測できず 予備機に切り替え復旧 - 47NEWS(よんななニュース)
- ひまわり6号に障害、一時観測不能 予備機7号に切り替え - MSN産経ニュース
- 「ひまわり6号」カメラが地球向かず観測不能に : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- 時事ドットコム:ひまわり6号に異常発生=予備の7号に切り替え−気象庁
追記:復旧
とりあえず、恒久的な障害なり故障ではなかったようで何より。姿勢安定装置(※1)の異常により、同衛星の姿勢が不安定となったため生じたものと判明
地上から電波を送り、正常な姿勢に戻した
通常は3個中2個を動かしている回転式の姿勢制御装置のうち、1個が停止したのが姿勢異常の原因。地上からの通信で再起動
とのことで、翻訳すると「リアクションホイールのファームウェア」ということかな?
She moves! "First drive sequence in 145 sols" for Spirit - The Planetary Society Blog | The Planetary Society
ひまわりが地上の政治屋どもの冷たい扱いに反抗してるちょうどそのころ、遙か彼方では145火星日ぶりにスピリットが身じろぎをはじめたのであった!!! さぁ、名前どおりに根性を見せてくれよ。
ニュース - 文化 - 恐怖心をあおる2012年終末説ブーム(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
ノストラダムス騒ぎからまだやっと10年ってのに、世の中には忘れっぽい人が多すぎるのか、はたまたインターネットというデマ増幅装置のここ十数年の発展ぶりの証明なのか、何なんでしょうね。
ところでこの記事で例に挙がるのが
19世紀前半、バプテスト教会の宣教師ウィリアム・ミラーは1843年にイエス・キリストが再臨すると予言
1970年代にはハル・リンゼイが『今は亡き大いなる地球(The Late, Great Planet Earth)』を著し、アメリカでベストセラーとなった。この本には1980年代に世界の終わりが来ると予言されていた
ってところをみると、英語圏ではノストラさんよりこの2件のほうがメジャーなのかな? 社会の宗教観と言説のそれへのマッチ度とかの関係なのかしら。
そういえばこの記事とかNASA、2012年地球滅亡説は「ネットのデマ」と反論 - ITmedia News, 2012年地球滅亡説は「でっち上げ」、NASAが異例の声明発表 国際ニュース : AFPBB Newsを見た感じだけでいえば、例えばLHCのブラックホール騒ぎなんかに比べても余裕がないように見えるんだけど、その違いって、映画のプロモーションとして意図的に騒ぎが起こされたことに起因するのか、それともそういう宗教観とネタとの親和性みたいなものによるのか、社会心理学的なネタとしても興味深そうだ。