柳内たくみ『ゲート 2 炎龍編―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』(アルファポリス)(透明部ネタバレ)
今巻も、なんというか変な言い方だけど、実に楽しく面白く良い具合に「嫌な話」だねぇ。テュカの壊れ方にノリコさんとその家族に伊丹の過去。そしてもちろんバトルは燃えるし設定はいろいろ凝ってて楽しいし陰謀もゲートのあっちでもこっちでもてんこ盛り。文庫に小分けしたりせずに分厚くみっしり字の詰まった構成にしてるのは正解だな。これを細切れに隔月刊で読まされたりしたら禁断症状がたまらんだろう。日頃ラノベばっかりなせいか、いろんなレイヤーの話がそれぞれにたっぷり書き込まれて同時並行で絡み合いながら進むお話し作りが実に楽しい。
なおかつ「良い話」で、伊丹がどんどん格好いい主人公に見えてくるあたりが上手いよな。外形的には龍殺しの英雄で亜神の使徒にしてお貴族様で奴隷持ちだし。次巻最終刊ではそろそろ強敵が欲しいところ。とはいえ戦術級でのどつきあいに関しては自衛隊に敵いそうな相手方がいないし、別のゲートを生成しそれを通じて日本国政府以外の地球側勢力と通じた一派とかかな、かろうじてガチで対抗できるとしたら。もしくは魔法的な即時情報伝達手段を隠し持っていて、陰険合戦レベルで張り合ってくるか。
で、SS投稿掲示板の「商売繁盛編」前にチラ見したときおそらくは接触編と炎龍編の間だろうと思って読むのをいままで控えてたんだけど、いま見たらなんと未完だったのか。作者的に今のところ冥門編の書き直しが最優先だろうしもちろん冥門編は出てくれなきゃ困るんだけど、こっちの続きもそれはそれで期待。
- 作者: 柳内たくみ,Daisuke Izuka
- 出版社/メーカー: アルファポリス
- 発売日: 2010/08/01
- メディア: 単行本
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流れるのが惜しいと言うほどでもないがちょっと笑ったレスを保存
第41回星雲賞日本長編部門は〈グイン・サーガ〉シリーズ
127 :名無しは無慈悲な夜の女王:2010/08/08(日) 22:05:35
日本の伝統的な鎮魂法だよ。
徳のない皇には「徳」入の諡号を贈ったり、死んだ女性はすべて美人と表記したり。
つまり取れるはずのないSF大賞を送ることで、怨霊にならないようにするんだ。
平成ガメラで自衛隊が災害派遣ではなく防衛出動になった理由*1
表向き
96 :緑装薬4 ◆8R14yKD1/k :2010/08/05(木) 22:38:49 ID:B+ERkUpv
>94
平成ガメラって見たことないけど・・・
国家意思もない「怪獣来襲」に防衛出動はないでしょ(笑)
もし、国防会議が防衛出動決定したとしたら、それは法の精神に反してますなぁ・・・
災害派遣でしょ、どう考えても。
とど撃ちと同じということで・・・
97 :トルエン大尉 ◆n6lVPkthPM :2010/08/05(木) 23:17:57 ID:???
>>96
いやーしたんですよこれがw
「急迫不正の侵害であること、他に適当な手段がないこと」とか防衛庁長官がTVで発表してました。
また有事法制がかなり密の制定されているらしく、自衛隊の移動が民間より優先すると、
日テレが放送してましたw
真相
137 :緑装薬4 ◆8R14yKD1/k :2010/08/08(日) 19:29:27 ID:h39IQMrZ
(中略)
ちなみに、災害派遣ならガメラに向けて撃った弾は全て地方自治体持ちになります。
・・・だから、金かかんないように防衛出動だったのか(笑)
138 :トルエン大尉 ◆n6lVPkthPM :2010/08/08(日) 20:01:18 ID:???
(中略)
>ちなみに、災害派遣ならガメラに向けて撃った弾は全て地方自治体持ちになります。
>・・・だから、金かかんないように防衛出動だったのか(笑)
あーそれは自治体から防衛出動にしてくれって泣きつかれますね。