Optical flash on Jupiter ― J. Watanabe's WebPage
via 渡部潤一 (cometwatanabe) on Twitter。ついこないだこれほどの短期間に2回も木星で衝突が起きたという奇妙な偶然に天文学者は頭を悩ませている
とか言ってたら、あっという間に3例目。ま、妥当な解釈としては「統計的なゆらぎの範囲内」or「その気になって観測すると、このくらいの頻度が当たり前」なんだろうけど、素人天文ファンにしてSF者としては、なにしろ「2010年」なんだし、なんか面白い展開に期待したいところ。Togetter - 「「田部さん、大至急、電話くださいませんか? 木星で大事件です。」」に挙がってた
以下、自分用リンク集
- 今回
- 2010年6月
- 2009年7月
- 木星の新しい黒斑は彗星衝突の跡? | 木星 | sorae.jp
- 木星に新しい模様が発生、小天体が衝突?
- ニュース - 科学&宇宙 - 木星に地球サイズの衝突跡(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
- ニュース - 科学&宇宙 - 木星の衝突跡、最新の近赤外線画像(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
- NASA - Hubble Space Telescope Captures Rare Jupiter Collision
- HubbleSite - NewsCenter - Hubble Captures Rare Jupiter Collision (07/24/2009) - Introduction
石川あまね『シー・マスト・ダイ』(ガガガ文庫)(透明部ネタバレ)
「幸運」は比較的早い段階でこれでもかと手がかりが提示されるし、よくありがちなパターンの展開に思えて、あのプロローグへも素直に繋がるのかな、しかしそれだと安易すぎるか、と思いながら読み進めて、ラストでひっくり返る。『絶対可憐チルドレン』を読んでると思ったらいつのまにか『エディプスの恋人』だった。な……何を言ってるのか、わからねーと思うが、実にめくるめくイメージ。これはお見事。『ななかさんは現実』では審査員を恨んだが、本作では異様な世界観に異様な展開。最後まで読み終えると、エピローグと思って侮っていた部分さえ、見事なボリュームと吸引力。もはや第2章でさえありました。事件後にさらに吸引力が増すという、どこまでもグイグイ掴んで離さない見事な作品
という選評に心底から同意。
ともかく、見事な怪作であった。イラストも、よい意味で「イラスト詐欺」。この表紙の印象からこの中身に繋がる落差がたまらんね。もっともその意味では、できればカラーイラストの最初とか檜山の台詞とかも無しにして、もっと徹底的に騙して欲しかったかも。
- 作者: 石川あまね,八重樫南
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/08/18
- メディア: 文庫
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