初七日も終わって、

 あとは四十九日を済ませれば、年間行事体制に移行だし、宗教行事は一段落。それにしても、菩提寺の住職氏が講話で、『水からの伝言』と江本勝を頭から信じ込んでる様子で絶賛し、さらにその内容を我田引水解釈して、「だから信仰心を持ちましょう」へつなげたのは、正直、情けないものがあったなぁ。
 よっぽど住職に注意しようかとも思ったが、それでこの後の宗教儀式がぎくしゃくしてもまずいし、まして逆ギレされたりすると、とばっちりは実家の弟と母にかかるわけで、イベントの際にしか実家に顔も出さない不肖の息子としては、日記でぶつぶつ言うしかやることがない。
 40男の親父の葬儀ともなれば、当然ながら参列者の過半は何らかの健康不安を抱えてたり老い先短かったりするわけで、そういう人たちが「ご住職が紹介されたんだから」ってことで水商売やら波動商法に引っかかったあげく、「その分の金をまっとうな医療に使ってれば」なんてことになったら、どう責任を取るんだろうね >住職氏。