コラム 記事 - MSN マネー 請負プア

 はてブより。知らんかった……ってことは何か? これまでまじめに確定申告をしてきた俺は、その分住民税と国民健康保険料を無駄にむしられてきたってわけか。やれやれ、知らないってのはトホホなことなんだなぁ。


 企業が個人に原稿料などの報酬を支払ったとき発行する「支払い調書」は、税務署に送付されるが自治体には送られない。ということは、所得税の確定申告をしないと、自治体は所得を把握できないのではないか。そこで区役所に確認したところ、「所得があるなと思われる人には、住民税の申告をしてくださいとお願いして、申告書を送付しています」とのこと。そのお願いを無視すると?という問いには「所得が把握できないので、住民税の計算はできません」というではないか。
 つまり、住民税が課税されない。住民税がかからないと、国民健康保険料の所得割りはゼロで、均等割りの数万円(自治体によって金額が異なる。東京23区なら3万3300円)だけ。一方、前述のように正直に経費ゼロで所得税の確定申告をすると、住民税が約16万円、国民健康保険料はなんと31万円(東京23区の例)にもなる!正直な人がソンをする住民税の課税システムは、絶対におかしい。