「Aero Glass」の真の問題点:ITpro

 どう見ても、これじゃ当面は様子見ですな。


Aero GlassつきのWindows Vistaを実行しているとき,筆者のシステムは瞬く間に摂氏91度まで上昇し,その温度で留まってしまうのだ。
 どのように対応したかって? それは簡単だ。筆者は,Windows Vistaで使用するグラフィックス・ドライバを,優秀かつ柔軟,そして基本機能のみを備えたSVGAドライバに変更したのだ。そうすると,Ferrariラップトップはアイドリング状態で摂氏50度台まで温度が下がり,筆者の血圧も正常な数値まで下がった。
もっとも、↓のような説もあるんで、そんなに簡単な話じゃないんかも知れんが、どっちにせよ、少なくともモバイル用途ですぐに移行できる代物では無さそう。

 この点に関して、当初はAeroを用いることでGPUの負荷が高まるためか? とも考えたのだが、画面デザインをWindowsクラシックに変更しても、さほどバッテリ消費は変化しない。どうやらそうした時間的に短い(処理が終わればスグに省電力モードになってしまう)処理で、バッテリ持続時間が短くなっている。おそらく、負荷の少ないアイドル時の消費電力が上がっているのだろう。
 同じハードウェアを2台用意し、XPとVistaでの比較を行なってもいいのだが、各社のプレス向け資料を眺めていると、その答えが出ていた。いくつかのメーカーはアイドル時の消費電力を公表しているが、全く同じ構成のハードウェアでもOSが異なるだけでアイドル時の消費電力はVistaの方が大きく書かれている。