HDDデータ消去に関するガイドライン準拠製品が発表

 6製品って意外に少ないと思ったら、けっこう基準が厳しい。しかし他の基準はともかく2番目の「OS依存性評価」って、「安全に消せるか否か」の判定に必要なんだろうか。リカバリ/クリーンインストールして「cipher /w」でも十分に安全じゃないのかな。*1 いずれにせよHDD自体はちゃんと動くことが前提なんだろうし。*2
 あと、こういう認定で一番物足りないのは、「認定を受けようとしたが不合格だった」製品について触れてないところだな。もちろんいろんなしがらみはあるだろうけど、他のネタならともかくこういう安全性ネタについては、「これを使うとこういう点が危ない」という情報も大事だと思うんだが。

*1:厳密なことを言えば、データが一杯に詰まったクラスタリカバリ/インストールでファイルの最終クラスタになった場合は、EOFより後ろには元のデータが残ることになる。このガイドラインでそのレベルまでのチェックをしてるのかどうかは不明。何となくカジュアルな「ファイル復活ソフト」を想定してるような気はするが。

*2:情報機器の長寿命化や循環型社会実現に貢献する「リユース」の見地に立つ、ということだから、HDDが腐ってるケースは想定外の筈。