田中ロミオ『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』(ガガガ文庫)

 盛大に笑いました。これって、「それなりに売れる『ラノベ』の書きかたはわかってるんだが、それを実行して、マジで受け取るような読者を生産するのは人としてどうか」という自嘲視点なのかしら?
 しかし、あえてフィクションにマジレスなんだが、(いまどきの|都会の|普通の社交能力を少なくとも潜在的に持つ)人たちって、こんなにいじめだのスクールカーストだのクラス内政治に自覚的なのか。それとも、てなことを思ってしまったり、うっかり感想と称する自分語りをやっちゃいそうになることこそがまさに、筆者に釣られたことになるのかしらん。
 あと、大抵こうやって呼んでエントリ書いたときはネット上をうろうろといろんな人の感想を見て歩くんですが、本書については、青春悶絶系?という一言が強烈にツボでした。

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)