asahi.com(朝日新聞社):微量の放射性物質、配送中紛失 大阪―京都間で行方不明 - 社会

放射能量は37メガベクレルで、半減期は14.2日。段ボール箱表面の放射線は自然放射線程度という。しかし、のみ込んだ場合は88.8ミリシーベルト被曝(ひばく)する可能性があり、放射線業務従事者の年間被曝線量限度の50ミリシーベルトを超えるという。

 いちばん定量的な記事が、もっとも読者の不安を煽る(少なくとも押さえようとしない)記事になってる不思議。それとも「本紙の読者の科学リテラシーなら、数値さえ書いておけば無駄に不安がることはあり得ない」ということですかね。

  • 放射線業務従事者の年間被ばく許容量の倍近くに当たる約90ミリシーベルトの被ばくの恐れがあるが、急性放射線障害を起こす可能性は考えられない
  • 放射線レベルは低く、万一、液体が肌に触れても健康に影響はない……段ボール箱表面は自然にある線量とほぼ同じで、「飲み込んだ場合は、放射線関連業務従事者の年間被ばく量の倍近い量になる恐れがある」
  • 箱からの放射線量は自然放射線と同程度で、仮に、このリン32が直接皮膚に触れても人体に影響はない
  • 自然界と同レベルの放射線しか持たず、人体や環境への影響はない……液体が体に付着したとしても人体への影響はない
  • 放射線を遮へいする容器に入っており、開封しない限り危険性のないレベル