高殿円『プリンセスハーツ 恋とお忍びは王族のたしなみの巻』(ルルル文庫)

 なんとも毎度毎度、ジルの陥る苦境は敵の陰謀で、ルシードの苦境は自業自得だなぁ。ま、それはともかくイラストレーター交代を素直に寿ぐ。正直いまの人にしても、そもそも少女漫画全開な絵柄で俺の好みの範疇ではないし、また前の人もパクリ疑惑なんぞはどうでも良いんだが、あのノペッとした平たい顔にギョロリとデカい目玉が剥いた、インスマス面を思わせるイラストだけは耐えられんかった。前にも同じこと書いたが、いまからでもカバーと挿絵を全部差し替えた新装版を出してくれたら買うぞ >小学館
 で、すっかり記憶が吹き飛んでて気がつかなかったけど、プリンセスハーツ 〜恋とお忍びは王族のたしなみの巻〜 - どこでもないところによればあれがフランだそうで、おお、『そのとき』を読み返さなければ。

プリンセスハーツ~恋とお忍びは王族のたしなみの巻 (ルルル文庫)

プリンセスハーツ~恋とお忍びは王族のたしなみの巻 (ルルル文庫)