水市恵『時間商人 不老不死、二度売ります』(ガガガ文庫)

 1ページで10年が飛ぶという状況を上手く使うものですな。今回は不老不死になったことにより生じる制約、が主たるネタかな。前作にサックス奏者さんがでてきた話もそんなんだったっけ。*1 だとするとその制約の中でもどんどん能力を伸ばし続ける社長さんスゲー。*2 そして釘バットを普通に持ち歩くカナタさんもっとスゲー。
 このままトキタさんがビジネスライクに徹して、変に寓話的になったり因果応報話みたいになったりせず、まったり続きますように。

時間商人 不老不死、二度売ります (ガガガ文庫)

時間商人 不老不死、二度売ります (ガガガ文庫)

*1:前作との共通点はこのサックス奏者さんとプロ野球チームの名前くらいかな?

*2:それとも脳神経細胞の連接パターンは制約外かな。でなきゃそもそも長期記憶が形成できんか。