2009年4月6日「独自の有人計画は2足ロボット月探査」 サイエンスポータルレビュー 科学技術 全て伝えます SciencePortal

日本は10年以内に二足歩行のロボットで月探査をやるという方向性を目指そうじゃないかという議論が最終的な局面に入ってきている。人命を尊ぶ日本という文化の中において、命がけで人を月に送るだけの価値があるのかという議論が、当然のことながら存在する。ロボットの技術というのは日本の産業の将来あるいは世界の将来にとっても非常に意味があるだろうと思う。特に、少子高齢化社会に向かう日本において、例えば福祉ロボットとか介護ロボットにつながってくるようなロボット技術というのは大変重要だ。10年以内に日本は、インドや中国が人命をかけて突っ込んでいく月探査に、ロボットで鮮やかにクリアしてみせるんだという目的意識をはっきりさせて、そこに日本の持っている産業技術、ロボット関連のさまざまな試みをしている人たちの技術の集約点を持っていくということは、研究開発の方向性としても非常に興味のある展開ができるのではないか

 かなり強烈にガックリ来た。宇宙開発戦略専門調査会ってのは、こんな、他国を貶めて「我が国の国威バンザーイ」するような台詞が真顔で交わされてんのか。官僚や政治家ならともかく、科学者や学識経験者ですら、国家という枠を一歩も出れんのね。建前でも「人類史における宇宙進出の意味」とか語ってくれんものなのかいな。ダメだこりゃ、こんなことやって一国の国威にこだわってリソースを食いつぶすくらいなら、他国の、よりまともな計画に金だけだして、座席を売ってもらう方が百万倍はマシだ。