地球近傍小惑星(NEO)に関する動向 --- 法的側面について ---:宇宙政策シンクタンク_宙の会

また、NEO活動に関係した企業の賠償責任についても、NEO観測・軌道変更業務に関しては”best effort”として最低限求められる行為の内容が明らかにできないこと、NEOの軌道変更に失敗したときの損害賠償責任のあり方について、無償かつ善意に救助行為を行った者はたとえ失敗したとしても結果については責任を負わないという米国法で認められる”good Samaritan law”の法理が国際社会で妥当するか、米国政府がNEOに関して提供したデータに欠陥があった場合の責任、等の課題が示されました。

 あー、日頃の「100%完璧じゃなければNG」的論調を見てると、「人類存亡の危機に『失敗したらどう責任をとるんだ』を連呼する日本国マスコミ」という、けったクソの悪い光景を想像してしもうた。ついでにそこに反米傾向の陰謀論者が便乗して「提供されたデータにはユダヤ勢力による改竄が加えられており、計画中の処置が執られることによって米国本土を直撃するはずのコースが我が国へ向くのだ」とか喚き散らすのも含めて。