米澤穂信『追想五断章』(集英社)

 入れ替わってるのは途中でなんとなく気付いたけど、断章を書いた動機は分からんかったなぁ。うん、不思議な雰囲気の小品でした。親の死によってその秘められたものを追いかける思いよりも、手伝いつつも傍観者な名探偵に感情移入したいような、でもそもそも移入する感情の置き所がないような。
 でまぁ、自前の感想をグダグダ書くより、↓のインタビューが面白かったのでリンク。

 ところで「三文字の法則」からすると、本作の主人公はひょっとして店主氏? なんかまるでそういう気はせんのだが、実は読み込みが足りなくて重要なポイントを読み落としてるのかしら。

追想五断章

追想五断章