西尾維新『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係』(講談社ノベルス)

 新書版で平均200ページ弱で税込み1000円ちょいを4冊同時刊行。BOX商法で充分に洗脳され調教された西尾ファンの俺ですら、ちょっと購入をためらった凄まじいコストパフォーマンスと財布へのインパクト。講談社畏るべし。
 で、人識vs出夢、南海の大決戦。タイトルに出てくる怪獣同志が戦うと思いきやいつのまにか、第三のモンスター相手に共同戦線を張ってて、しかもラストには馴れ合わずやっぱりVSになる、ほんまに怪獣大決戦でございました。しかし四冊それぞれが最終巻で読む順番によって構造が変わるって、なんじゃそりゃ。記憶力のいい加減な読者としてはついていける気があんまりしない。どっかに分かりやすい解説でもないものかしら。

零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)

零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)