葦原青『ユーネリア戦史 1 月の蛇と災いの花』(C★NOVELS Fantasia)

 前作のガテン系からうってかわって、正統な少年の成長譚、かな? カルティの感情の動きの少なさについて何度も繰り返し触れられてるのが、なんか微妙に伏線っぽい気もしないではないんだが。ま、なんにせよ、完全に「プロローグ・旅立ち」編。つかみとしてはなかなかにいい雰囲気の出来なんで、次巻以降の展開を期待して待つ。

ユーネリア戦史〈1〉月の蛇と災いの花 (C・NOVELSファンタジア)

ユーネリア戦史〈1〉月の蛇と災いの花 (C・NOVELSファンタジア)