児童ポルノのブロッキング、総務省が容認、「民間主導」で今年度中に開始へ -INTERNET Watch

 おやまぁ。業界が自主的に対策に取り組むことで、国による表現規制にもつながりかねない広範囲なブロッキング導入論をけん制する狙いは理解できんでもないが、いくつかあるブロッキング手法のうち、「DNSポイズニング」と呼ばれる手法を検討しているのか。いや確かに、レイヤー4-7でフィルタリングしようと思うとコストが大変なのはよく分かるんだが、ホスト単位での規制って、巻き添え被害が多すぎやしないのかねぇ。
 と思ったら、ホスト単位で遮断すると同じホストにある合法コンテンツまで遮断されることから、その嘘のIPアドレスはURL単位でフィルタリングが可能なプロキシサーバにする「ハイブリッド方式」が提案されてるのか。うは、めっちゃ運用が面倒そうだ。中の人は大変だろうなぁ。そして、↓の予言はいかにも当たりそう。DNSの重さに定評のあるプロバイダを使ってて自前でBINDを動かしてる俺涙目。

しかし、高木センセイもご指摘のように8.8.8.8 を使ったり、自前でDNSフルリゾルバを立てることで、きわめて容易に回避できるわけです。Webブラウザがフルリゾルバの機能を持つようになるかもしれません。
そうなると、おそらくISPDNSキャッシュポイズニングだけでは不十分ということになり、お上からどうにかしろと言われたISPはユーザにDNSフルリゾルバを使用させないために、ポート53をブロッキングすることになるんだと思います。OB25Pが簡単に普及してしまったことを考えると、十分あり得る展開でしょう。その先はわかりませんが、これ以上の遮断の手段が義務付けられると商売にならないISPが多いのではないかと。