穂村元『斬光のバーンエルラ』(MF文庫J)

 まぁ普通に面白い、次巻も(同日に購入する本がそれほど多くなければ)手に取ってみようか、程度の出来だな。取り立てて欠点もないが大きく光るところも無し。主人公はハーレム状態でヒロイン他女性キャラはエキセントリックさが売り、脇役やモブキャラの女性は死なずに逃げおおせるが男性はあっさり殺す。敵は分かりやすい悪党でバカばっか。なんというか、このレーベルで異世界ファンタジーをやったらこうなるんだろうという予測通りの仕上がり。もっとも校閲は水準以下。なんでp.39でのお礼のタイミングでティナの名前を知ってるんだよ。

斬光のバーンエルラ (MF文庫J)

斬光のバーンエルラ (MF文庫J)