木野裕喜『暴走少女と妄想少年』(このライトノベルがすごい!文庫)
……最後まで読み切ればそれなりに、少なくとも「悪くない」水準のお話しではあるんだけど、そこまでがなんともしんどいなぁ。まさにタイトル通り、主人公の妄想も鬱陶しいし、それ以上にヒロインの暴力がウザい。外見の良さ以外の点でヒロインに好感を持てるエピソードが187ページまで出てこないんだもの。なんぼ何でもちょいとこれはあんまりだわ。徒然雑記 : 暴走少女と妄想少年 - livedoor Blog(ブログ)のこの娘、性格に難があるんじゃなくって、単純に精神が幼い子供なんだ
という分析を読んで、なるほど、と理解はできたものの、それでも好感を持つにはちょいとキツい。
あー、でも、本作への最も的確な分析は、「つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ13」の>>23からのレスなような気がしないでもない。
- 作者: 木野裕喜,コバシコ
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 文庫
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