30年経っても7合目の怪、「登記情報システム」全面稼働また延期に

 桁数に目がくらみそうだが、データの電子化業務に絞って割り算してみよう。

  • データは3億件、20年かかってその7割が完了
  • 事務所は700ヵ所
  • 経費トータル2,500億円

ということは、一事務所で毎年、(3億*0.7)/700/20=15,000件のデータを、2,500億/700/20=1,785万円かけて電子化してるわけだ。さて、データエントリー業務ったってピンからキリまであるが、人件費に年間1,785万かけりゃ、専従の一人や二人は雇えるだろうから、間をとって1.5人として年間稼働日200日とすると、一人一日あたり15,000/200/1.5=50件、20年がかりで取り組んでこの効率、「さすが天下り」と言っていいですか? それとも登記情報ってのは、それほど手に負えない代物なんでしょうか?
 妥当なシステム構築なのか、無駄金を突っ込むドブか、よーわからん。