PLCの漏えい電磁波,「コンピュータの雑音レベル」と座長提案

 日本のメーカーは本当に素晴らしい技術力を持っている。何らかの解決策を見いだしてもらえると信じているとか言いながら、結局「中庸は最悪の道」を地でいくようで。


 それは「コンピュータの電源ケーブルから漏えいする雑音レベルをたたき台に値を検討する」というもの。電源ケーブルからの雑音については,漏えい電磁波の測定方法と規制値を規定する「CISPR」で国際的に規定済み。この規制値は,推進派と反対派がそれぞれ主張する値のほぼ中間にあたる。推進派にとっては,悲願であった高速化はおろか「実用的な通信はできないレベル」(推進派)。反対派にとっても,主張していた保護基準値とは,ほど遠い。
ということで、実用的な速度は出ないが取り返しのつかないノイズをまき散らす、という最悪の未来がきそうですな。