多数のウイルス対策ソフトにファイルの中身をチェックしない脆弱性


 ウイルス対策ソフトの多くは,ファイルの拡張子だけではなく,ファイルに含まれるバイト列から,そのファイルの種類を特定する。そして,ファイルの種類に応じてスキャン方法を変更したり,照合するシグネチャウイルス定義ファイル)を限定したりする。スキャンの効率を高めるためである。今回公開された脆弱性は,ファイル種類の特定に関するもの。あるバイト列をファイルに含めれば,実際のファイル種類とは異なるファイル種類に見せかけることが可能であるという。
 これはウイルススキャナ側の脆弱性なのか、それとも、スクリプト等を実行可能なソフト側のエラーチェックが甘い、と捉えるべきなのか、どっちだろう?