必要悪か--有料の電子メール認証サービス、プロバイダ側の言い分

  • 料金を支払うのは、このサービスを利用する企業です。これは任意のサービスです。従来のやり方でメールを送信したい企業は、もちろん、そうすることができます。
  • メール1通当たり0.25セントほどになる予定です。それだけの価値がないと思うなら、このサービスを利用しなくても構いません。
  • ユーザーの受信箱をクリーンに保つコストは、メールサービス・プロバイダーが負担しています。電子メールは無料の媒体ではありません。
  • こうしたコストは、最終的には接続料金や機能やサービスの縮小といった形で消費者に跳ね返ってきます。
  • これは任意のサービスです。このサービスを利用したい企業は、そうすることができます。通常のやり方でメールを送りたい企業は、これまで通りのやり方で送信することができますし、そうするでしょう。メール認証の価値を感じないなら、利用しなければいいのです。

 ここまで説明されて、なお、記事のタイトルが「必要悪か」ってのは、なんかすでに邪悪な意図を感じざるを得ないな。どうもWebメールで使うことしか考えてないみたいだし、個人的には自分でカスタマイズしたフィルタのほうが有用なんで、多分使うことはないだろうけど、屑メールを減らすための取り組みとして、やってみる価値はあるだろうし、それをわざわざサービスイン前につぶそうという奴らの意図は奈辺に。


残念なことに、このサービスの内容は意図的に歪めて伝えられています。今の質問もそのひとつです。もう一度いいますが、これは任意のサービスです。このサービスを利用したい企業は、そうすることができます。通常のやり方でメールを送りたい企業は、これまで通りのやり方で送信することができますし、そうするでしょう。メール認証の価値を感じないなら、利用しなければいいのです。もし、このサービスが「電子メール税」なら、あらゆる人が課金されるはずです。しかし、そんなことはありません。これは任意のサービスなのです。このサービスから利益を得られる企業は利用し、そうでない企業は利用しないでしょう。