くねくね科学探検日記 - 理系と文系

 とっても同感なんでリンク。


 ぼくが理系的センスを感じる人の中には、幼い頃に、自分の記憶力に自信を持っていなかった人ってのがわりと多い。今現在、客観的に見ると、決して記憶力が悪いようにはみえないんだけど、本人の主観では記憶力が悪いと思い込んでいるんだよね。
 そのためか、覚えるのは嫌いなんだけど、覚えるのを最小限にするための努力は惜しまないって感じになっている。

 今の受験数学は暗記物なんだそうだけど、だとしたらぼくなんか絶対に数学を好きにはならなかったろう。ぼくが数学や物理を好きだったのは、暗記する量が少なくてすむからだった。だいたい公式を暗記するなんてことははなから無理とあきらめてて、それよりもっと簡単なところから公式を導くようなことばかりやっていた。まあ、そのうち公式レベルの事は覚えちゃうんだけどね。
 こういうクセのせいで、ぼくの知識は大半が互いに有機的にむすびついていて、ある部分の情報が欠けていても、自分でそれが何かわかる事が多い。ある問題について概ね知っていれば、それ以上の知識を仕入れなくても、いろいろ解ってしまう部分ってあるんだよね。
 それにその知識と相容れない、胡散臭いものってのもすぐにわかる。

 理系的なセンスの持ち主の人と話していると、みんなそんな感じで、誰の話をきいても、その枠組みさえ判っちゃえばスンナリわかる事がほとんどだ。

こうやって整理されると、すっきりするなぁ。