産総研:プレス・リリース 形状デザイン可能なカーボンナノチューブ高密度固体


 今回開発されたカーボンナノチューブ固体は、配向した、高純度、超長尺単層カーボンナノチューブを、稲穂を束ねたようなもので、導電性、比表面積、柔軟性において、単層カーボンナノチューブの特性を保持している。また、目的に応じて様々な形にデザインすることが可能であり、例えば、コンパクトなエネルギー・物質貯蔵、柔軟性を有するヒーター等の様々な応用に適しており、特に、今回開発した単層カーボンナノチューブ固体を電極材料として用いるキャパシターは、活性炭を電極とする従来型のキャパシターよりも、高エネルギー密度、ハイパワーを示すことを実証した。今回の結果は、カーボンナノチューブが、次世代のキャパシターの実現へのキー技術であることを確認できた。
 もちろんこれはこれですごいことなんだが、趣味的には、「残念、こういう方向か」と。誰か軌道エレベーター建造へのブレークスルーをやってくれないかなぁ。