三題噺‐ニセ科学・陰謀論・情報爆発 bewaad institute@kasumigaseki(2006-12-27)


この見立てが現実をある程度言い当てているのであれば、極めて悲観的な見通しが成立してしまうように、webmasterには思えてなりません。すなわち、学問その他の掘り下げが進み、あわせて技術の進歩が加速し、世に流通する情報が爆発的に増加している現状、ニセ科学や同種の考えはこれまで以上に世にはびこるのではないか、と。より「隠されている」感が強まらざるを得ない中、「ご存知ですか? 知っている人は少ないのですが、真実は・・・」というささやきの魅力は、高まりこそすれ低まるとは考えられないのですから。
 でも、だからといって「ここまでなら信じてもよさげリスト」なんぞを作って、「じゃあとりあえずこれを信じてくれ」なんてことをやってしまっては、まさにミイラ取りがミイラになるまっしぐらなんだよなぁ。で、誠実な人は悩む。そうじゃない人は暴れて誠実な人に噛みつく、ということなのかしら、へらへら。