万来堂日記2nd - 私は食い意地の張った魚である
なるほど、普通の物書きやと思うてたから違和感があったんやな。そもそも「私の本は読み捨て歓迎」というスタンスの御仁やったんか。*1
2点め。小説の著作権が特異な点は、知ることで消費が達成される商品であることだ。ほかの多くの発明などのアイデアは、それを知っても、応用や使用を伴わなければ価値が生じない。また同じ創作でも、音楽などは1度聴いて「知った」からもういらない、というものではない。小説も、何度も読みたい人は本を手放さないだろうが、それはごく一部のマニアであり、多くは、1度読んで、「知る」ことで消費される。
*1:どうやら長く書き続ける気もないようやし、創作・表現への欲求と誇りを持つ他の物書きさんと一緒にしたらあかんのやね。