さて次の企画は - 古橋秀之&秋山瑞人と師匠・金原瑞人、三氏の鼎談から知ったこと二題。「秋山・古橋パロディ事件」と「古橋レンズマン」の件とか…。

金原 なるほど。そういえば、古橋の作品では『サムライ・レンズマン』が傑作だと思うなあ。E・E・スミスをよく読んでいるよね。感心した。
古橋 いや、実は企画が決まるまで、シリーズを通して読んだことはなくて、決まってからひたすら勉強したんです。
金原 そうなんだ(以下略)。

 それであれが書けるのか……すごいなぁ。*1 あれ、ってことはひょっとして『サムライ・レンズマン』って、古橋さんの「レンズマン愛」が極まったものというよりは、「古橋さんにレンズマンを書かせたら面白いんじゃ」という編集者発の企画だったの? だとしたら、書く方もすごいが、この企画を思いつけるデュアル文庫の編集者ってのも、相当なもんだなぁ。

*1:と分かったようなことを書いてるが、実は小学校の頃にジュブナイル版を読んだっきりだったりする。