雲上四季 - 一般文芸全体とライトノベルを図解

 はてブ注目エントリーより。面白かったのでリンク。
 ところで、「有川浩はSF作家」という記述に「そんなことはない」という反応が早速出てきてるのが興味深い。相も変わらず、「あれはSFじゃない」「こんなののどこがSFだ」「それはSFというジャンルとは異質だ」と排除することにばかり一所懸命で、そのくせSFが売れないという世間一般の偏見*1を嘆く*2人が居るんだなぁ。
 定義論争や排除大会にうつつを抜かすくらいなら、「あなたがいま面白く読んでるその本、実はSFというジャンルに属する(or非常に近い)んですよ。どうです、そっちにも手を出してみませんか」「あなたが面白いと感じたその感覚、実はセンス・オブ・ワンダーと昔から呼ばれてて、SFというジャンルにもっとも濃く含まれてるんですよ」ぐらいのプロパガンダをやればいいのに。

*1:もちろん「SFと銘打った本」が売れてないのは厳粛な事実でもある。もっとも原因は「SFと銘打った本」があまり出てないからなのかもしれないし、かつての「SFと銘打てばどんなクズでもそこそこ売れた」栄光の時代を基準に置いているからかもしれんが。

*2:ただしここで俺が念頭に置いている人は「SF、売れないから(笑)」と記述しているだけで、嘆いているかどうかは知らない。