いろんな本の感想をいろんなサイトで見て回って、

 分かんないのがボロカスに貶すエントリ。それって傍目からは「地雷をつかんでしまいました。私って見る目がありません」と言ってるようなもんに見える。もちろん中には地雷を承知の上で踏んでそれをおもしろおかしく紹介するっていう芸風もあるとは思うけど、全部が全部そうだとはとても思えない。
 で、更に理解できないのが「もう次の巻からは買わない」とまで批判しながらその本へのアフィリエイトリンクを張ってるサイト。思わず「貴方としてはこの本が売れるのと売れないのとどっちがお望みですか」と聞きたくなる。アフィリエイトリンクを張るからには売れた方がうれしい? しかし貴方も本読みであれば、貴方の好みに沿う方向へ作者や編集者のリソースがつぎ込まれることを望むんじゃありませんか? 貴方が貶した作品の売り上げが上がることは、それとは逆方向への動きを強めるはずですよね。
 というわけでビッテンフェルト家の家訓には逆らって、貶すときはなるべくこっそりオブラートにくるんだり名称をぼかしたりするようにしよう、と誓う今日この頃です。