小惑星が火星に衝突する確率は現在4%です(宇宙と天文学) / 科学ニュースあらかると - 2007 WD5

 お、確率が上がってきた。ぜひ面白いものが見られますように。

「2007 WD5が、1月30日にそれが火星に衝突するとしたら、その時の 時速は3万マイルほどで、0.5マイルほどの差し渡しを持つクレーターが生 じる事になるだろう、と予測しています」
火星探査車「Opportunity」は、たった今、ほぼ同じ大きさを持つクレー ターを探索している所です。
そのような衝突によって放出されるエネルギーは「3メガトン」ほどにも 達するかもしれません。科学者達は、それに匹敵する大きさの出来事が、 1908年に地球上で、シベリアの「Tunguska」で起きたのだと考えています。 ですが、その時にはクレーターは一切生じなかったのです。
地球に落下してきたその物体は、地面にぶつかる前に地球のより厚い大気 によって崩壊したのです。もっとも、クレーターは生じていませんが、 その時に生じた「air blast(爆風)」は無人の広大な森林領域に甚大な 被害をもたらしています。

なるほど、火星程度の大気では、崩壊もair blastも起きないわけか。その分のエネルギーが穴の深さに向かう方が、より興味深い観測ができそう。