筆者も偽の対策ソフトに騙されました……:日経パソコンオンライン

 これもスゴい。こうやって要点をピックアップして箇条書きにしてみると、なんともはや。騙されるときってのは、こういうものなんだろうなぁ。それにしても、思わずトレンドマイクロAmazonやG-Archiverが可愛く思えてきてしまった。

  • ラッキングクッキーをウイルスと認識するようにした偽の対策ソフトを2005年から622万台のパソコンに配布し、ウイルス検出を名目に約126万人から約92億5000万ウォンを騙し取った
  • 筆者がこのソフトを使うようになったきっかけは、2007年1月に情報通信部が選定した優秀ソフトウエアに選ばれたから
  • 情報通信部が見破けないほど高度な技術を使った偽ソフトでもなかった
  • ダウンロードしてウイルスをチェックしてみたところ、出るわ出るわ。筆者のパソコンはウイルスとスパイウエアだらけだという結果が表示された上に、「今すぐウイルスを駆除するためには、1回800ウォン、もしくは月額3850ウォンの有料サービスを利用しろ」という案内が出た
  • 800ウォンというと日本円で100円。今まで何の問題もなく利用できたのにおかしいな〜と思いつつも、大事な商売道具であるパソコンのためなら100円ぐらい使ってやろうじゃないかと、携帯電話の料金に合算請求される小額決済で支払った
  • 1回800ウォンのタイプを選んで決済したはずが、なぜか4000ウォン近い料金が毎月勝手に引き落されていく
  • 困ったときの神頼みとして消費者保護院(日本の国民生活センターに相当)に通報したところ、「あなたもドクターウィルスですか……」と言われる始末
  • ほとんどの被害者はこのソフトが自分のパソコンにどこからインストールされたのかを覚えていないという
  • コミュニティサイトで会員登録したり、ポータルサイト掲示板などでリンクをクリックしたりすると、自動的にインストールするように仕込まれていた
  • 情報通信部が保証したはずの5つのウイルス対策ソフトのほとんどが、同じような手口で有料決済を仕向ける偽ソフトだったとして大問題に
  • 本人認証としてクレジットカード番号や携帯電話番号を確認するだけとしておきながら、実際には入力されたクレジットカード番号や携帯電話番号に料金を請求
  • 1回800ウォンで決済したつもりが筆者のように知らないうちに年間契約にされていた