スラッシュドット・ジャパン | 脳活動を測定すると、意思決定を下す7秒前にその決断を予測できる?

 「自由意志」より前に脳機能としては作動してしまってる、という話自体は、他でも読んだことがあるな。「意識は決断の主体じゃなくモニターに過ぎない」ってのがエラく気持ち悪く感じた記憶がある。が、7秒って結構長いよな。コメントにもあるけど、格闘技その他肉体系の技能では致命的なラグだろうし、それを克服するための鍛錬なのかもしれないが、逆に後天的な鍛練を積むことで何倍も変わってくるとしたら、「そういう風に脳ができているのだ」と言いきれるものなのかしら。とりあえず紹介されてる本(『ユーザーイリュージョン―意識という幻想』『脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説』)でも読んでみようか。どうも脳科学ってジャンル自体に、某養老氏や某茂木氏のおかげで胡散臭いイメージを感じ取ってしまって、今ひとつ近づきがたかったりするんだが。