13歳少年がNASAの計算の誤り訂正、小惑星が地球に衝突する確率で 国際ニュース : AFPBB News

 へぇ、ほんまかいな。ちょっと概算してみようかと思ったけど、そもそもこういうケースでの確率の割り出し方が分からんので挫折。多分、今観測されてる軌道要素の確からしさと、2029年に人工衛星とぶつかる確率と、それによって変化した軌道の想定される範囲内に地球が入る可能性の積なんだろうけど。
 オーダーとしては、7.2 ×1010 kgもの質量の小惑星にたかだか数tの人工衛星が最大でもせいぜい10km/s程度の相対速度でぶつかって引き起こされる軌道変化が、2029〜3036の7年間でどれだけ効いてくるか、だよな。おおざっぱに1tが1km/sで真横からぶつかるなら、それによる速度変化はsqrt(103×(103)2÷(7.2×1010))≒1.2×10-1km/s。すると7年間では7×365×24×60×60×(1.2×10-1)≒370万26,000kmか。なるほど、これだけずれるんなら、多分あたらないだろうけれど万一ひょっとしたら、みたいなところでの衝突確率を変えるには十分、というあたりが俺の限界だな。13歳の天才少年には対抗すべくもないや。*1

*1:結論は変わらないけど恥ずかしい計算ミスをしてたので修正。