おかえり、アスカ

 「大決戦!超ウルトラ8兄弟」見てきました。いやもう、これは誰がなんと言おうと俺にとっては「帰ってきたウルトラマンダイナ」だよ。*1 十年前、1998年8月29日、誰よりも早く飛んで、ついうっかりちょっと宇宙で迷子になってしまった彼が、ふたたびリョウに「行ってらっしゃい」され、ナカジマとカリヤとゴンドウ参謀の声援を受けて闘い、勝利をおさめ照れ笑いしてヒビキ隊長に小言を言われて「ラジャー」ですよ。*2 
 エンディング、周りのチビッコにはちょいと冗長で退屈っぽかったけど、脚本がウルトラマンダイナ最終三部作の長谷川さんってことは、どう考えても、分かっててやったとしか思えません。きっと批判的な意見も沢山出るだろうけど、いやー、いいもんを見せていただきました。
 それとしょーもないことだけど、セブンびいきの俺としてはアイスラッガーを使った新技が美味しいところを持っていったのがちょっとうれしかったり。並行世界では物理法則の違いからか鈍器としてしか使えなかった鬱憤晴らしか、はたまた後輩のよく似た武器(マクシウムソード)の変幻自在さに対抗心を燃やしたのかしら。
 ところで今回のお話の舞台は、昭和41年7月17日にウルトラマンの放送が始まり、セブンや帰マンやエースについてはみんなが知ってるけどティガ以降については知らない世界なわけで、これはひょっとして、円谷とチャイヨーのごたごたが無くTBSがネオスをTV放映したものの不人気で打ち切り、それっきりウルトラの新作が存在しない世界だったりして……ま、そんなことより、坂田さんの写真とパンフレットのカメオ出演ネタばらしコーナーにも出てこないエージェント・エスに涙。

*1:前に冗談で書いたんですが、夢がかなった!?

*2:長旅の疲れのせいか、ちょいとダイナが声変わりしてたのはご愛敬。