ハッブル宇宙望遠鏡に致命的な障害が発生、メインコンピューターがダウン - Technobahn

 いつ消えるか書き換わるか分かんないので全文コピペ。
 けっこう深刻やな。もっともうまくいくシナリオでも、コントロールを一週間かけてSide Bへ移管して以後は片肺運用、STS-125は予定どおり、までか。いくら何でももう一回修理ミッションを組む余裕はなかろうし、シャトル以外に部品と人員を同時に運べる機体はなし、かといって人員用にソユーズを借りるとか機材のみを無人ランデブーさせとくとかってのも、政治的・技術的にアクロバットすぎるだろうな。「奇跡的な自然復旧」しか望みはないかな?

 ハッブル宇宙望遠鏡のメインコンピューターの一つ「Side A」がシステムダウンを起こしていたことが29日までに明らかとなった。
 「Side A」のダウンによりハッブル宇宙望遠鏡は現在、地球へのデータ送信が行えない状態となっており、NASAではバックアップの「SIde B」を使った復旧作業を試みている。
 NASAによると不具合が生じたのは「Side A」のCUSDF(Control Unit/Science Data Formatter)というシステム。
 NASAでは「Side A」に発生した障害を受けて、「Side A」の普及作業を試みたが、普及には失敗。現在は「Side A」の機能を「Side B」に移すことで、送信系の回復に向けた作業が続けられている。
 しかし、「Side B」にコントロールを移したことはこれまでになく「Side A」のプロシージャーを「Side B」に移管する作業は今週いっぱいかかる模様だ。
 来月にはスペースシャトルアトランティス」(STS-125)によるハッブル宇宙望遠鏡修理ミッションが予定されているが、この修理ミッションでは「Side A」は修理の対象とはされておらず、仮に今回ダウンした「Side A」の部品を交換する判断が下された場合、修理ミッションは作業内容は根底から覆されることとなり、「アトランティス」の打ち上げも来年以降に延期となる見通しだ。
 NASAでは現在、ハッブル宇宙望遠鏡のメインコンピューターをバックアップなしの「Side B」だけの運用とすることで、予定通り、「アトランティス」による修理ミッションを実施するか、「Side A」も修理対象に加えることで修理ミッションを延期するか、極めて厳しい選択を迫れられている。

ポジティブやなぁ。それともこうでなきゃやってけんのやろか……

「もしこれが2週間後に起こっていたら、我々は1つの故障のために、今回のミッションを全て無駄にしていたかもしれない。それを考えると、故障は良い時期だったかもしれない」