茅田砂胡『追憶のカレン クラッシュ・ブレイズ』(C★Novels Fantasia)

 ここ何冊かに比べるとグッと面白く感じる。やっぱこの作者、「そんなんありかよ」「いくら何でもそこまで」と大風呂敷を広げて派手にしまくる話のほうが面白い。ん? だから「目指せ小市民」なのか。
 しかし本人がなんとも思ってないからアレだけど、シェラには主人と一族の他は、死者しか居ないんだなぁ。
 ところでなんというか、占いで結果が出るor出ない、感応頭脳を攻略できるorできない、etc...の基準が、「そのときの話の展開に必要なように」で決まってるとしか思えんのだよな。ま、それでもボーッと読んでるとそれがあんまり気にならないのはさすがだとは思うけど。