志瑞祐『やってきたよ、ドルイドさん! 2』(MF文庫J)

 二冊目はすっかりお笑い短編集。ま、大きな話が似合うキャラや設定でもないわけで、男どものあまりの報われ無さと雪那の出番の少なさに涙し、委員長の変貌っぷりもシャレイリアの可愛さのなせるわざと納得し、法香の「小学生ノリ」を愛でてれば良いのであろう。良くありがちな、てこ入れのための新キャラ・新設定の追加がみられないのが潔くて素敵。*1
 それにしてもダイターン3って、ネタがエラい古いんだが、どういう作者さんなんだろう? それとも闇鍋に「マップ兵器」を投入するってことはゲーム派かな。ところでイラスト、カラーが使い回しって、最終ページで力を使い果たしたのかしら。

やってきたよ、ドルイドさん! 2 (MF文庫J し 4-2)

やってきたよ、ドルイドさん! 2 (MF文庫J し 4-2)

*1:あえて言えばアリアの名づけとか、鍋や薬草がそれに相当?