ここ数日、妙に面白いネタが立て続けに。
今年後半にはLHCも再稼働するんだっけ。*1 ひょっとして何十年かあとに、「1905年=アインシュタインの驚異の年」みたいに「2009年=素粒子と量子の豊穣の年」とか呼ばれたりすると楽しいなぁ。
「マイナス1個の光子」観測──阪大大学院生らが成功 | 日経ネット関西版
ブクマで紹介されてる元記事を自動翻訳してみたけど、Hardy's paradoxとやらがそもそも分からん状態で読んでも何が何やら。どうにか読み取れたのは、粒子と反粒子の対消滅に関する観測問題みたいだけど、今回の実験ではそれと等価な状況を、偏光によって量子もつれの状態にある光子を使って再現した、そしたら思いもよらん結果が観測された、ぐらいか。
ニュース - 科学&宇宙 - 未知の素粒子を発見、フェルミ研究所(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
未知のハドロンが見つかって、従来の理論では、クオークや反クオークをどのように組み合わせてみても発見されたような粒子は構成できない
ということは、テバトロンで手が届く程度のエネルギー領域でも標準理論が不完全か、あるいは第4世代のクオークがある、という理解でいいのかな。後者だとすると、クオークがあるならレプトンもあるのが自然だけど、ニュートリノ振動の観測からは3世代だけで辻褄が合ってたんだっけ? それとも既知の3世代よりグッと重い4世代目は存在し得るんだっけ。ちょー重い第4世代となると、電荷-1のレプトンでもってミューオン核融合みたいな作用が存在したりするんじゃないか、とか妄想が膨らむな。